21世紀枠の北信越代表・小松工に表彰盾を贈呈…全部員が地元出身「小学校の時から顔見知り」
スポーツ報知 / 2024年12月20日 18時58分
来春のセンバツ高校野球、21世紀枠の北信越代表に選出された小松工(石川)に20日、表彰盾が贈呈された。今秋の石川県大会ではシード校の金沢学院大附、小松大谷を破って準優勝。同北信越大会では、優勝した敦賀気比(福井)に準決勝では5-9で敗れたが、4強入りを決めた。表彰盾を受け取った東大輝主将(2年)は「自分たちが出来ることを毎日、一生懸命にやるだけです。出場校に選ばれた時に備え、強豪校に負けないように体を大きくして技術を高めていきたい」と意気込んだ。
小松市出身の中野稔監督を含め、部員32人すべてが地元出身だ。東主将は「小学校の時から顔見知りで、お互いに意見を出しやすい。野球好きなメンバーが多く、いい雰囲気で取り組めています」と明るい表情を浮かべる。自分たちで考える野球を重視し、自主的にミーティングを行うこともしばしば。普段の生活におけるルールも自分たちで決めた。中野監督は「練習中でも、試合でも自分はヒントを与えるだけ。今まで以上に、よくミーティングをしています」と感心する。本音で言い合いながら、抜群のチームワークを培ってきた。
今秋の北信越大会に出場し、痛感したのが強豪私立校の選手との体格差だ。もう1人の主将で、181センチのエース右腕、宮西陽汰(2年)は「県大会や北信越大会で、金沢や敦賀気比と対戦したが、体つきが違いました」と振り返る。この冬は体作りを徹底し、学校のジムで筋トレに取り組み、グラフを使って体重管理。体重の目標は「身長ー95」キロを基本に、各自が設定する。すでに2キロ増の74キロになった宮西は「冬の間に80キロまで増やしたい」と意気込む。
東主将は今夏、甲子園に行き、小松大谷が大阪桐蔭を破る試合を見て大きな感銘を受けた。東主将は「低反発のボールになって野球も変わってきていると感じた。自分たちもチャンスがあると思いました」と話せば、「個々の力よりもチーム一丸で戦うのが公立魂」と中野監督。チームのテーマでもある心技体を整えながら、センバツ出場校が発表される来年1月24日を待つ。(中田 康博)
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