川口能活と楢崎正剛、ＰＫ戦で「ダブルＧＫ」の反則技発動も間を割られる 南雄太引退試合

PK戦で２人並んでGKを務める反則技を繰り出すも、見事に間を割られてしまったGK楢崎正剛（左）とGK川口能活

◆南雄太引退試合　ブルーレジェンズ１０―１０雄太フレンズ（２１日・ＮＡＣＫ）

　Ｊリーグ通算６６６試合に出場した元日本代表ＧＫ南雄太の引退試合が行われ、ワールドユース準優勝メンバーやシドニー五輪世代が中心となった「ブルーレジェンズ」と、南が在籍したクラブでともにプレーした選手による「雄太フレンズ」が対戦。試合は１０―１０で引き分けた。

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　川口能活と楢崎正剛のレジェンドＧＫ２人が試合を盛り立てた。両チームでプレーした南を含めた３人で「ブルーレジェンズ」のＧＫを９０分間務め、１０―１０で迎えたＰＫ戦では交互にＧＫを務めた。

　「雄太フレンズ」の最終５番手・南がＰＫスポットに立つと、川口と楢崎は２人でゴールマウスへ歩み寄った。真剣なまなざしで南と向き合ったが、２人の間を割られて失点。レジェンドＧＫ２人は苦笑いで頭をかいた。

　ＭＦ中村俊輔の芸術ＦＫ弾、ＦＷ三浦知良の圧巻２ゴール、“ＦＷ南雄太”のハットトリック、バラエティー番組での激走もあってかキレが違ったＤＦ坪井慶介とＤＦ加地亮、ＰＫを客席に突き刺したＤＦ中沢佑二など、見所満載だった９０分＋α。南は「たくさんのお客さん、選手、メディアの方に来ていただいて、無事に引退試合を終えることができました。今日はありがとうございました」と振り返った。