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壷井達也「どれだけ根性で乗り切れるのか」1週間前に風邪 SP苦しむもフリーで会心演技 173・34点マーク

スポーツ報知 / 2024年12月21日 18時10分

FSの演技に臨む壷井達也(カメラ・岩田 大補)

◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第2日(21日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)14位発進の壷井達也(シスメックス)は、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自己ベストを大きく上回る173・34点、合計247・31点をマークした。

 冒頭は4回転サルコーで着氷が乱れるも、3回転トウループを付け、次の単発の4回転サルコーは着氷。その後もジャンプを次々と降りて、好演技を披露。最後は両手をたたいて、喜びを表現した。得点が出ると、わき上がる会場以上に、「わあ~!」と驚き。SPでの悔しさをフリーで晴らした。

 11月のGP・NHK杯では初の3位で表彰台に上がるも、この全日本に向けては「1週間前ぐらいから風邪を引いて体調がよくない中試合を迎えた」と壷井。最後の追い込みは十分にできてなかったが、「フリーに関してはここまでできる自信になった」とうなずいた。

 SPではミスで崩れて、14位発進。「(フリーは)第2グループかあと思ってしまった」というが、「どれだけ根性で乗り切れるのかってチャレンジをこのフリーではしていた」。最後は気持ちで乗り切った。

 26年ミラノ五輪の代表選考会を兼ねる来季の全日本が本当の勝負。「そこに向かって頑張りたい」と切り替えた。

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