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37歳・織田信成、ラスト全日本に涙の感謝「やって良かった」合計234・68点 挑戦の4回転転倒も3A2本着氷

スポーツ報知 / 2024年12月21日 19時23分

織田信成

◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第2日(21日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位発進した11年ぶり全日本出場の37歳、織田信成(大阪スケート倶楽部)は150・15点、合計234・68点をマークした。2度目の現役復帰も今季限りで引退を表明。正真正銘、全日本でのラスト演技となり、最後は笑顔で終えた。

 冒頭の4回転トウループは転倒も、高さのあるダイナミックなトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、後半にも単発のトリプルアクセルと、全てを出し切り、感動の舞いとなった。

 演技後は「ほんとに、最終グループの痺れる緊張感を11年ぶり過ごすいい経験。最初転倒してしまったけど、なんとか滑り切ることができた。今季のフリーの中ではいい得点。力出し切れた」と振り返った。また、目に涙を浮かべながら「37歳でフィギュアに向き合わなければわからなかったり、苦しい部分もあったけど、楽しい気持ちも大きくて。現役の時にこんな気持ちでやっていればよかったと思うくらい。やってよかった」とかみしめた。

 織田は2010年バンクーバー五輪に出場。2013年に一度引退し、2022年11月、大阪市内での冬季国体派遣選手選考会で約9年ぶりに復帰を果たした。23年10月の西日本選手権では優勝も「復帰届」の手続き不備により全日本への出場がかなわず。辞めることもよぎったというが、ファンから温かい応援メッセージに、今季を最後と決め、再び全日本を目指す決意を決めた。

 SPでは、自ら振り付けた「マツケンサンバ」を熱演。4回転―3回転の連続トウループを決めるなど、最高のパフォーマンスを披露し、リンクを上がるまでにすでに感極まり涙。得点を待つ「キスアンドクライ」は「クライアンドクライになるかも」と予告していたが、その通り感動の号泣だった。

 全日本には織田と一回り以上年下の選手のみならず、息子と近い年齢の選手も出場。その中で37歳は伝説を残したと言えるだろう。「年齢はただの数字と自分も思っている。そう言い聞かせることで本当にそうなんだと。年を取ったからと言ってできないことはないというふうにやってきた」。地元・思い出のリンクで存在感を放った。

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