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スーパーフライ級の村田碧が技能賞 右アッパーで鮮やか4回TKO勝ち ボクシング全日本新人王

スポーツ報知 / 2024年12月21日 20時21分

MVPのスーパーバンタム級・山本愛翔(中央)、敢闘賞のスーパーフェザー級・梶野翔太(左)、技能賞のスーパーフライ級・村田碧がポーズ(カメラ・堺 恒志)

◆プロボクシング▽全日本新人王決勝戦スーパーフライ級(52・1キロ以下)5回戦 ○村田碧(TKO4回8秒)高橋秀太●(21日、後楽園ホール)

 西軍MVPの村田碧(20)=松田=が鮮やかなTKO勝利で全日本新人王を獲得した。開始のゴング直後から左ジャブを上下に散らし、タイミングよく右をヒット。それでも前に出て応戦する東軍代表・高橋秀太(23)=角海老宝石=に3回終了間際に右フックで初ダウンを奪う。そして4回、ダメージの残る相手に右アッパーを打ち込みフィニッシュへと持ち込んだ。

 「もっと圧倒して勝ちたかった。できればもっと、パンチをもらわずに勝ちたかった」と、勝利者インタビューでは志が高い分、反省ばかりを口にした。

 20歳にしてボクシング歴は既に10年以上だ。元プロボクサーで現在はトレーナーの父・稔さんの影響を受け小学校1年からボクシングをスタートした。「父からは基本を徹底的に教え込まれた。今でも基本ばかり」との言葉通りにボクシングスタイルは基本に忠実だ。ジャブ、ワンツー、出入りと幼少時から教え込まれたことをそのままリングで体現し、全日本新人王へと輝いた。

 本当はMVPを狙っていた。昨年の同決勝戦で同門の武藤涼太がスーパーバンタム級で全日本新人王となり最優秀選手を獲得。それだけに「自分が取れば松田ジムから2年連続となるのでMVPは意識していた」と口にしたが、技能賞に選ばれ笑みがこぼれた。享栄高時代にインターハイ3位となり昨年7月にプロデビュー。現在5連続KO勝利中の村田は「きょうは45点の出来。これから、ひとつ、ひとつ(試合を)クリアして将来はチャンピオンになります」と、ファンを前に宣言。スーパーフライ級に楽しみなルーキーが誕生した。

 戦績は村田が7戦全勝(5KO)、高橋は6勝(4KO)3敗1分け。

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