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鍵山優真の父・正和コーチ 息子の全日本初優勝に涙「これだけは絶対に取ってほしかった」男子史上2組目の父子V

スポーツ報知 / 2024年12月21日 20時54分

鍵山優真(手前)を見つめる父の正和コーチ(カメラ・岩田 大補)

◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第2日(21日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位発進で2022年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)がフリーで、国際スケート連盟非公認ながら、“今季世界最高”の205・68点、合計297・73点で初優勝。2010年の小塚崇彦親子(父・嗣彦)以来、男子史上2組目となる父・正和コーチとの父子Vを成し遂げた。

 冒頭の4回転フリップはGOE(出来栄え点)4・71点を引き出す圧巻のジャンプ。続けて4回転サルコー、4回転―3回転の連続トウループも決めて、強さを見せつけた。

 父・正和コーチは、リンクサイドで涙。「優真はあまり意識はしてないと思うんですけど、俺はもうこれだけは絶対に取ってほしかったっていう思いがずっとあったので。一昨年は怪我だったんですけどね、チャンスをちょっと逃したりしてたので。これにかける思いっていうのは多分、優真以上に多分俺の方があったと思いますね」と喜んだ。

 父は31年前にこの大会で3連覇。22年の北京五輪では親子でオリンピアンの夢を果たし、銀メダルを獲得して鍵山家の悲願を達成した。5歳からの“師弟”関係は、硬軟織り交ぜた指導だ。今季は安定感ある演技が課題で、フリーでミスが続いた11月のGPシリーズ第5戦・フィンランド大会後には10分ほどのお説教。「返す言葉もなかった」と苦笑いを浮かべるが、演技中の精神的な浮き沈みを減らす一助に。再び、前を向いた。

 これまで過去の全日本は3位が3度、2位が1度。「ずっと全日本でも他の試合でもなかなか金メダルが取れない状態、すごく金メダルに対する欲がもうすぐ噴火しそう(笑)。全日本は一番緊張する舞台だと思うので、そこで自分のベストパフォーマンスを出す」と頂点だけに狙いを定め、この全日本を迎えていた。

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