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中田璃士「天国でした」全日本“3度目の正直”で驚きの2位 父・中田誠人コーチから「無理」も想像超えた圧巻ノーミス

スポーツ報知 / 2024年12月21日 21時17分

2位に入った中田璃士(カメラ・岩田 大補)

◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第2日(21日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位発進した中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)は、173・68点、合計263・99点で2位に入った。2019年大会の鍵山優真以来、5年ぶりジュニアでの表彰台となった。

 こん身の滑りを見せた。冒頭に4回転ループ、続けて4回転トウループを成功。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も2本決めて、ノーミスで完遂した。

 試合後の取材では「まだ頭の整理ができていない。(12月の)ジュニアGPファイナルの負けのおかげで今の自分がある。ファイナルの前は、この全日本は6位以内に入れば十分だと思っていた。あそこの負けによって、結果を残さないと去年の自分よりも弱いと思われることが嫌で、3位以内を目指した」と語った。元選手の父・中田誠人コーチには「6位以内に入れたらすごいよ」と言われ、中田は「僕は3位以内に入る」と宣言。父には最後まで「無理だから」と言われたという。

 最後は氷上に大の字になり、喜びを爆発させた中田。報道陣からどんな景色だったか問われると「天国でした」と答えた。今後は「2024年はいい感じに終われたので、(来年)世界ジュニアに向けて練習したい」と力強く語った。

 中田は2年前の全日本はショートプログラムで落ち、前回は17位と悔しい結果が続いていた。

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