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【阪神】掛布雅之氏が21歳外野手を“恐怖の6番打者”に指名「ある程度の結果を出せば、クリーンアップが全員結果を出す可能性がある」

スポーツ報知 / 2024年12月22日 5時0分

掛布雅之(左)と糸井嘉男(右)に祝福されるC.ルメール騎手(カメラ・高橋 由二)

 阪神OB会長の掛布雅之氏(69)=スポーツ報知評論家=が21日、打線を好循環させるキーマンに前川右京外野手(21)を指名した。球団SAの糸井嘉男氏(43)と京都競馬場のイベントに参加。「前川が大きなポイントになる。ある程度の結果を出せば、クリーンアップが全員結果を出す可能性がある」と“恐怖の6番打者”となるために、打率2割8分、2ケタ本塁打のノルマを課した。

 自身は高卒3年目に初めて規定打席に達して、打率3割2分5厘、27本塁打でミスタータイガースへの足がかりをつくった。高卒3年目を終えた前川が将来のチームの顔になるため、今季の打率2割6分9厘、4本塁打からの飛躍を願った。

 前川の背番号は「58」。将来的に31番の後継者になる可能性を問われると、「背番号うんぬんより、まず数字を残すこと。来年の野球がすごく大切」ときっぱり。掛布氏は若い頃、背番号3への変更を打診されて断った経験がある。「若い番号をつけるのは反対じゃないけど、前川自身が58番を大切にしたいという考え方もあっておかしくない」と力説した。

 イチローの51、松井秀喜の55のように前川が50番台の代名詞をつくれば、虎の黄金時代が到来しそうだ。(島尾 浩一郎)

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