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【大学野球】慶大・外丸東真がプロ照準「小さい頃からの夢。プロ野球選手を目指していきたい」V字回復へ闘志

スポーツ報知 / 2024年12月22日 14時16分

今年最後の全体練習を行った慶大・外丸東真投手(カメラ・加藤 弘士)

 東京六大学野球リーグの慶大が22日、横浜市内の同校グラウンドで今年最後の練習を行った。来年に最上級生となる最速149キロのエース・外丸東真投手(3年)はプロに照準を絞り、ドラフトイヤーに懸ける決意を明かした。

 木枯らしが吹き抜けるグラウンド。ひときわ大きな声を出してチームを先導する、外丸の姿があった。1年春からリーグ戦で勝利投手になり、2年秋には6勝無敗の活躍でベストナイン獲得。続いて迎えた明治神宮大会決勝で強打の青学大を完封したことも記憶に新しい。しかし、この秋は右肩のけがでベンチを外れるなど、不完全燃焼だった。

 「今年は本当に苦しい1年で、なかなか調子も上がらずに、秋はけがもして。その中でも得られた学びや経験…試合に出られない苦しみなど、全て来年に繋げられたらなと思います」

 注目の進路については「やっぱり小さい頃からの夢である、プロ野球選手を目指していきたいと思っています」と語った。東京六大学には早大・伊藤樹や明大・高須大雅ら同世代に好敵手がそろう。「仲もいいですし、負けないように頑張りたい。コントロールが一番の武器なので、そこを生かしたピッチングができれば」と意気込んだ。

 この秋には2年生左腕の渡辺和大(高松商)が最優秀防御率(1・17)に輝くなど台頭。外丸との左右二本柱を形成できれば、慶大が5位からのV字回復を遂げる可能性は十分ある。「僕が投げられない分、渡辺に負担がかかってしまって申し訳なかった。すごくいい投手なので、一緒に強い慶応を作っていきたい」と言い切った。

 1年春から神宮のマウンドに立ち続け、今夏は侍ジャパン大学日本代表の一員として日の丸を背負うなど、経験も豊富。新チームではリーダーとしての役割も期待される。「大学もラストイヤーなので、全部自分が投げてやるぐらいの気持ちでいきたいなと思います」と外丸。来年、100周年を迎える東京六大学野球。主役の座は渡さない。(加藤 弘士)

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