「新しいエンタメを」三代目Ｊ ＳＯＵＬ ＢＲＯＴＨＥＲＳ、異例の５か月インターバルでドームツアー

ドームツアーを完走した三代目Ｊ　ＳＯＵＬ　ＢＲＯＴＨＥＲＳ

　７人組ダンス＆ボーカルグループ「三代目Ｊ　ＳＯＵＬ　ＢＲＯＴＨＥＲＳ」が２２日、京セラドーム大阪で全国ドームツアー（４都市９公演）の最終公演を行った。来年５月から埼玉・ベルーナドームを手始めに全国ドームツアー「ＫＩＮＧＤＯＭ」（５都市７公演）を開催することを発表した。

　大歓声の中、高らかに“王国樹立”を宣言した。約５か月というインターバルでの異なるドームツアーの開催は、極めて異例。リーダーのＥＸＩＬＥ　ＮＡＯＴＯ（４１）は「ツアーが終わるとファンも僕たちも寂しい気持ちになるが、最終日に次への期待がある中で発表できるのはうれしい」。ボーカルの今市隆二（３８）も「準備できているぶん、余裕がある。新しいエンターテインメントを届けられる」と自信を見せた。

　来年は結成１５周年を迎える。次回ツアーの内容は構想の真っ最中だが、ＮＡＯＴＯは「集大成のライブになるが、過去を振り返るツアーではない。これまで歩んできた三代目の歴史が王国（ＫＩＮＧＤＯＭ）を作った。そこにみんなが遊びに来るというコンセプト」。今市も「今回のツアーがダークな感じだったので、次は闇を抜けた先の、天空の王国。イメージはガラッと変わる。セットリストを募集したり、ファンとの距離を近くしたりする演出も考えたい」と一端を明かした。

　３日間行われた大阪公演にはファン計１２万人が集結。新曲「Ｗｈａｔ　Ｉｓ　Ｙｏｕｒ　Ｓｅｃｒｅｔ？」など、メドレーを含めた全２８曲を熱唱するなど、約２時間のライブを疾走した。今市は「駆け抜けたからこそ見える景色がある。来年も全力でトライしたい」。ＮＡＯＴＯも「もっと自分たちの中で動いて、イメージして、納得のいくものにしたい」。１５周年に向け、三代目がさらにギアを上げる。（増田　寛）