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サントリーが14年ぶり天皇杯V 高橋藍「勝ててないって上からのプレッシャーもあった(笑)」 一問一答

スポーツ報知 / 2024年12月22日 20時34分

第2セット、得点が決まり喜ぶサントリー・高橋藍(カメラ・義村 治子) 

◆バレーボール 全日本選手権 最終日▽男子決勝 サントリー3―0大阪ブルテオン(22日、Asueアリーナ大阪)

 男子決勝が行われ、サントリーが2010年以来、14年ぶり6度目の日本一に立った。前回大会覇者の大阪ブルテオン(B)をセット数3ー0(25―12、25―22、25―17)で破った。パリ五輪日本代表の高橋藍(らん)が大会MVPに選出され、賞金100万円をつかんだ。

 今季加入した高橋は、フェンスに直撃しながらもボールを拾いに行くなど体を張ったプレーを見せた。フェイントを交ぜた多彩な攻撃で相手を翻弄(ほんろう)。サントリー入団後、初のタイトルを手にした。

以下は試合後の高橋藍の一問一答。

―試合を振り返って

「まずは試合で、決勝まで来て、優勝は目標であった。天皇杯優勝を成し遂げられたのは僕にとっても大きなこと。試合自体も非常に、ブルテオン相手にいい戦い方をできていたので、ベストなパフォーマンスができましたし、優勝できてホッとしてます。ここからしっかり、またサントリーサンバーズを強化しないといけない。感謝の気持ちを忘れずにまた強いサントリーをつくっていきたい」

―第3セット最後の得点、上がってきたのをスパイクせずにクイックセットで、トスをあげた。意図は

「最後の一点なのでしっかり点をとりたい重要な部分と思った。直感というか。(ムセルスキーに)託すっていうのがあった。最後の一点はみんなでとる。本当に直感でトスを上げた」

―決勝の舞台で強い。大阪での決勝戦の意味、意識はあったか

「開幕戦からブルテオンとは対戦していて、開幕戦はホームゲームで悔しい結果で終わった。まだまだチーム作り、チームが成長しないといけないなという中での悔しい思いがあった。久しぶりの対戦で、2か月間やってきたものを全て(出せた)。自分たちがどの立ち位置にいるか確認できる重要な試合になった。ブルテオンに対して、ここで勝つのは重要なことだった。天皇杯決勝、大阪、ホームゲームでやれることは心強かった。さらに気合が入った。今度は追われる立場になった。追われるなら、勝っていける強さをさらに磨いていかないといけない」

―開幕戦で悔しい思いをしたと言ったが今日は逆パターンで勝利。コンディションはどうか

「コンディションは非常にいい。ここから上げていけたらというのがある。特に今日の試合はかなりいいコンディションで臨めた。開幕戦からチームそろって伸ばしていかないといけない、強化しないといけないところもあるし、ブルテオン相手にデータであったり、忠実にやれていた。全てがかみ合った。本当にチーム力として勝てたのもあるし、いい試合ができているのが自分たちのいい状態。さらにチームでも強化していきたい」

―サントリーで優勝、兄の塁とも抱き合って喜んだ。日本一にかける思いと、達成した今の気持ちは

「もちろん、サントリーに入団した時も天皇杯で勝ててないって上からのプレッシャーもありましたし(笑)。自分自身も天皇杯を14年ぶりに勝つことっていうのがチーム自体も、自分自身の経験として重要になってくる。シーズンもそうだけど、この天皇杯も途中にあって、この天皇杯にかける思いは非常に強かったです。ここで一つ優勝できたことは、この先のシーズンでもまた新しいいいスタートを切れる。重要な大会になってくる。だからこそ、この大会は優勝するって気持ちは強かったかなと思います」

―今日は特別なものを感じたか

「自分自身のコンディションが上がってきたのもあるけど、シーズンを通してサントリーが出来上がっていく。いい形になってきたなって感じていた。天皇杯にかける思いもあったけど、シーズンでいい雰囲気、いいフィーリングができてたのを天皇杯で継続してできていた。いいチームになってきた。それが結果として出た。しっかりここからさらに何が必要かこだわっていきながら、強化していきたい」

◆サントリーの今大会結果

▽2回戦 3―1天理大

▽準々決勝 3―0愛知

▽準決勝 3―0名古屋

▽決勝 3―0大阪B

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