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大関・琴桜、綱取りへ「先代がその地位にいくまでに感じた厳しさを、しっかり感じながらやれたら」…初場所番付発表

スポーツ報知 / 2024年12月23日 12時56分

琴桜は祖父の横綱・琴桜の優勝額縁を横に、初場所での綱取りに向けて意気込みを語った(カメラ・相川 和寛)

 日本相撲協会は23日、大相撲初場所(1月12日初日、両国国技館)の新番付を発表した。先場所14勝1敗で初優勝を果たした大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が、千葉・松戸市の部屋で会見を行った。

 初場所は自身初となる綱取りに挑む。「この地位で優勝、準ずる成績を残さなければ挑戦はできない。まずチャレンジできることに感謝して、またやるしかない。あとは変わらず自分らしくいくことが一番だと思う」と気を引き締めた。

 横綱という地位の印象を問われると、「うちには先代の推挙状があって、『品格力量抜群』と書かれているし、全体において整ったものがないと上がれないものだと思う。残り2、3週間でまだまだ足りないものだと思って、鍛錬を積んでいくしかない」と語った。

 祖父で先代の元横綱・琴桜の存在の大きさについては「こういう状況を乗り越えてきたからこそつかみ取れる地位だと思う。元々上がることの厳しさ、その地位になることの厳しさというのは、幕内に上がって三役に上がって段階を踏むごとに感じてきた。あとはそれに自分が挑戦できる立場にいけた以上はやるしかない。先代がその地位にいくまでに感じた厳しさをしっかり感じながらやれたら」と覚悟を口にした。

 残り3週間を切った初場所へ向けては「しっかり準備して臨んでいくしかない。今までやってきたことを信じて、また今まで以上に自分の持っているもののレベルを上げていくしかないので、しっかり強い気持ちもって勝負できれば」と意気込んだ。(大西 健太)

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