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巨人・小林誠司 甲斐拓也の加入で抱いた“危機感”と“共闘”「日本一にどう貢献できるかを考えてオフを過ごしたい」

スポーツ報知 / 2024年12月24日 5時30分

プレゼント抽選会で当選したファンにガッツポーズの小林誠司、右は重信慎之介、左は司会の梅田淳アナ(カメラ・今成 良輔)

 巨人の小林誠司捕手(35)が23日、ソフトバンク・甲斐のFA移籍決定を受け心境を明かした。ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われた「2024 Xmas Premium TALKSHOW」に重信と参加。激化する正捕手争いに「気を引き締めないといけない」と危機感を示し、「吸収する部分はたくさんあると思う。日本一になれるように一緒に頑張りたい」と共闘を誓った。

 クリスマスムード漂う華やかなイベント会場で、小林が闘志を燃やした。同じ捕手でFA宣言していたソフトバンク・甲斐の入団が決定。球団の正式発表を受けて心境を明かした。

 「むこうは実績十分ですし、球団も捕手を補強するっていうことは、僕らいる人間はもっと気を引き締めないといけないと思います。吸収する部分はたくさんあるので、そこはいろいろ勉強させてもらって、チームが日本一になれるように一緒に頑張りたいですね」

 この日、大分でトークイベントに出席した甲斐が新天地に臨む強い覚悟を口にした。遠く離れた都内の小林にも強い危機感がある。今季の巨人は3捕手併用でリーグ優勝。岸田がチーム最多72試合で先発マスクをかぶり、小林は同36試合、大城卓は同34試合、山瀬は同1試合だった。そこに経験豊富な甲斐が加わり捕手はさらなる大激戦となる。

 「若い捕手もいて、甲斐選手も来ますけど、みんな試合に出たいと思ってやっていると思いますし、競争してやっていきたい」

 甲斐は侍ジャパンで21年の東京五輪金メダル、昨年のWBCで世界一に輝き、ソフトバンクで日本一の実績もある。17年WBCで世界を驚かせた小林らが高いレベルで刺激し、競うことで、阿部監督が期待するバッテリー強化につながる。

 「チームがいろんな補強をしているのは分かっていますし、自分の立場は分かっています。日本一にどう貢献できるかを考えてオフを過ごしていきたいです」

 発奮材料もある。相思相愛スガコババッテリーの相棒、菅野がオリオールズと契約してメジャー移籍が正式決定。「自分のことのようにうれしい。思い切って自分らしさ忘れずに頑張ってほしい。智之の活躍は自分の励みにもなりますし、僕も負けないように頑張ります」。この日はトークショーの前にG球場で練習。小林の熱い思いがほとばしっている。(片岡 優帆)

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