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【大学野球】来秋ドラフト候補、アマ球界屈指の「打てる捕手」明大・小島大河、人生を変えた門馬敬治監督の一言とは

スポーツ報知 / 2024年12月24日 8時30分

明大・小島大河

 東京六大学野球リーグの明大が23日、東京・府中市内の同校グラウンドで練習納めを行った。来秋ドラフト候補の小島大河(3年=東海大相模)は「大学4冠」と「首位打者」に照準を絞り、ラストイヤーを駆け抜ける。

 今春リーグ戦では打率3割8分1厘、今秋は同3割4分で3本塁打を放つなど、打撃面も高評価を集める。「勝負強さは一番大事にしています。いい流れの時に打つのは誰もできる。チームが苦しい時にどれだけ打てるかを意識して、やるようにしています」と言った。

 東海大相模の3年春は現巨人の左腕・石田隼都とバッテリーを組み、2021年センバツ制覇。2年秋まで二塁手だったが、当時の門馬敬治監督(現創志学園監督)の「ちょっと、キャッチャーやってみろ」との一言で転向した。小島は振り返る。

 「びっくりしたんですけど…初心者です。素人なんで怖かったんですけど。自分たちの代に打てるキャッチャーがいないから、『やってみろ』って感じで始まりました。どっちをやるかもわからない状態でセンバツに行ったので、グラブも内野手用とキャッチャーミットを両方持って。最初は怖かったですけど、冬場になんとか頑張って、何とか形にはできたかなと思っています」

 その後、向上心を胸に明大で進化を遂げ、昨年は侍ジャパン大学日本代表にも選出された。見事にアマ球界屈指の捕手に成長した。

 中学時代、平日はテニス、週末は硬式野球に熱中した“テニスの王子様”だ。「フットワークという部分では生きたかなと思います。柔軟性みたいなところは上がってきたかな」。どのチームもノドから手が出るほどほしい、アスリート型の「打てる捕手」。まずは春のリーグ戦、紫紺の軍団、4季ぶりのVへ暴れまくる。(加藤 弘士)

 ◆小島 大河(こじま・たいが)2003年10月27日、神奈川・伊勢原市生まれ。21歳。高部屋小1から高部屋少年野球部で野球を始め、山王中では相模ボーイズで内野手、投手。東海大相模では二塁手として1年秋からベンチ入り。3年のセンバツ大会から捕手に転向。優勝に貢献。明大では2年春に捕手のベストナイン。3年時に大学日本代表。リーグ戦通算49試合に出場し、打率3割3分7厘、3本塁打、38打点。好きなプロ野球選手は高校の先輩でもある巨人・大城卓三。179センチ、83キロ。右投左打。

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