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日テレ「DayDay.」MC・黒田みゆアナ「家族みたいな子、自分の娘みたいと思ってもらえるようなアナウンサーになりたい」

スポーツ報知 / 2024年12月26日 11時30分

人なつっこい笑顔がキュートな日本テレビの黒田みゆアナウンサー。「体力があるうちにガンガン使ってほしい。何でもやります!」と前向きだ(カメラ・竹松 明季)

 日本テレビ入社4年目の黒田みゆアナウンサー(26)にとって、2024年は挑戦、飛躍の年となった。朝の情報番組「DayDay.」(月~金曜・前9時)ではフリーの武田真一アナ(57)、南海キャンディーズ・山里亮太(47)とともにMCを担当。スタジオと視聴者をつなぐコミュニケーションの大切さを日々感じているという。大のお笑い好きで、10日の「女芸人No.1決定戦 THE W」では念願のMCに初就任。経験を糧に、25年もコツコツと前進していくつもりだ。(宮路 美穂)

 親しみやすい笑顔と飾らない人柄で、「DayDay.」に欠かせない存在となっている黒田アナ。3年目の春からMCを担当し、1年9か月になる。「『DayDay.』の存在は本当に大きいですね。武田さんや山里さん、メンバーの皆さんに教えていただいたものが、自分の糧になって、少しずつ発揮できるようになってきたなと思います」と成長を実感。「『見てるよ』って言っていただける回数も増えましたし、視聴者の方の生活の一部になってきているのかなと感じますね」と手応えを明かす。

 「DayDay.」の魅力を「予定調和ではないところ」と語る。常に新鮮な空気をまとって動く番組だからこそ、タッグを組む2人のMCには尊敬の念を抱く。「生番組なので、地震や北朝鮮のミサイル発射のニュースなど、何が起こるかわからないという緊張感は常にあります。武田さんはいつも穏やかにどっしりされてますけど、実はテーブルの上には、急な有事対応のための資料などが常に置いてあって臨まれている。NHK時代から報道のスペシャリストですごい人だなっていう印象を持っていたのですが、その裏側には武田さんのとんでもない努力っていうのがあって…」

 武田アナは番組で取り扱うニュースについて前夜のうちに調べたり、専門家にコンタクトを取ることもあるという。「そういう情報を全部持って、当日の打ち合わせに臨む。オンエアに映っている何十倍もの準備があるからこそ、『そもそも、このニュースってどういう意味なの?』という素朴な疑問にもスムーズに対応できる。ニュースの中でみんなで会話をする土台は武田さんの準備力だと思います」

 「予定調和ではない」を裏返せば、散漫な意見交換になってしまうところをしっかりまとめるのが山里のMC力。「頭の回転がどうなってるんだろうっていうシンプルなワードセンスや切り返しは本当に勉強になります。番組に来てくださるゲストの方が背負っている作品や番組をリスペクトして、もっと魅力を引き出せるような質問にしたいというのを打ち合わせの段階から綿密に考えてくださっている」と細やかな気配りに感服する。「一流の芸人さん、一流のアナウンサーに囲まれて仕事ができていることが私の一番の強みだなと思います」

 主張を押し通すのではなく、多くの意見に耳を傾ける対話型の番組である「DayDay.」。黒田アナも「いろんな意見があって、『そういう考え方があってもいいんだね』と話し合える場ができたらいいと思っています」。しゃべり手というよりも、コミュニケーションの担い手であるという自覚が強い。

 コミュニケーションの原点は学生時代のアルバイト経験。「居酒屋でずっとアルバイトをしていたんですけど、そのアルバイトが大好きだったんです。お客さんが別々でいらっしゃるんですけど、気づいたらみんなで一緒に飲んじゃってるような、家族みたいな温かい輪ができるようなお店だった。私もその中の一員に入れてもらってお話しさせてもらう中で、お客さんに『みゆちゃんと話してると、仕事で嫌なことがあったけど忘れられるわ』って言っていただけたのが印象に残っていて…。そこからアナウンサーを目指し始めました」

 背伸びをせずに、等身大の自分でありつつ、多様な意見を受け入れることを心がけている。「家族みたいな子、自分の娘みたいと思ってもらえるようなアナウンサーになりたい。『DayDay.』の視聴者の皆さんもファミリーの一員なんだよって思ってもらえるような番組にしたいですし、だからこそ一つ一つのニュースをしっかり勉強していきたい」と語る。

 2024年は「『挑』。挑む年だった」という。「日本や世界にも大きな変化があった年。自分がアメリカ大統領選の開票速報に番組内で携わる日が来ると思ってもいなかったですし、なによりずっと目標にしていた『THE W』のMCなど身の丈に合わないような大きい仕事に挑戦させてもらった」と語る。「でも今年は『挑戦をさせてもらった』どまりだと思います。そこから先、どうしていくかっていうのは来年の自分次第。2025年もしっかり人から求められるようなアナウンサーを目指して頑張りたい」と意気込む。

 仕事始めは元日の早朝から。「新春 シューイチ×ZIP!×DayDay. 4時間コラボSP」(前6時)に生出演する。「今まで、箱根駅伝の準備で元日が仕事始めということもあったんですが生放送は初めて。今年は能登半島地震もあって大変な一年だったので、来年は穏やかな一年の始まりになったらいいと思います」と日本のお茶の間の一年の始まりに寄り添うつもりだ。

 ◆黒田みゆ(くろだ・みゆ)

 ▼生まれと経歴 1998年12月、兵庫・西宮市生まれ。関西学院大学社会学部社会学科卒業後の2021年に日本テレビへ入社。同期に小高茉緒、澁谷善ヘイゼルの各アナ

 ▼ほかの担当番組 「開演まで30秒! THEパニックGP」(月曜・深夜0時29分)

 ▼福娘です 大阪の今宮戎神社の「十日戎」で参拝客に福を授ける福娘を大学2年時に務めた

 ▼生放送中に涙 「DayDay.」では、アーティストがパフォーマンスを披露する「boomboom!」のコーナー。「初回のゲストが斉藤和義さん。小学生の頃から母親の影響で本当に大好きで、初めて行ったライブも斉藤さん。実際の演奏を聴いて、自然に涙があふれてきてしまいました」

 ▼携帯の謎 年季の入ったガラケーのデータを救うイベント「おもいでケータイ再起動」の来場者に密着する心温まるコーナーが大好き。「山里さんも先日プライベートで行かれて昔の携帯を再起動されていた。私も小学校の頃のキッズケータイを出して、昔の自分から学んでみたいです」

 ◆黒田アナのイチオシ

 お笑いが大好きで、平均週1ぐらいのペースで劇場に足を運んでいます。よく「どうしてお笑いが好きなの?」と聞かれるのですが「面白いから」に尽きますね。うまくいかなかったり、落ち込んだ日に、劇場に入る前は猫背で入ったのに、出た頃には嫌なこととかも全部忘れて「楽しかった!」っていう気持ちで帰れる。こんな趣味って今まで出会ったことがありません。

 生で見るお笑いの芸人さんの迫力は全然違います。劇場で、相方の方がセリフを飛ばしたりとかしちゃうと、そこから生まれるアドリブの掛け合いの漫才が始まる。奇跡的にできた面白いポイントが、翻って本ネタにも生かされていく…といった、過程みたいな部分を目の当たりにできることが本当に面白いです。

 「THE W」のMC決定は「DayDay.」でのサプライズ発表でした。そのとき山里さんが「黒田さんが一番アナウンサーの中でお笑いに詳しい。好きでいてくれる人がそばにいてくれるっていうのは心強いことだと思うよ」と声をかけてくださった。MCとして、出ている芸人さんの一番のファンでいようっていう気持ちでやれたので、そのお言葉はすごく大きかったです。芸人さんの運命、人生を変える瞬間に立ち会えるっていうのは、お笑いファンとしてこのうえない幸せでした。

 素人目線ですが、一緒に番組をやっている芸人さんからも「黒田さんは本物だね」って言ってもらえることがすごくうれしい。「DayDay.」のオンエアが始まる直前、アンジャッシュの児嶋(一哉)さんやサバンナの高橋(茂雄)さんと賞レースについて話し合ったり…。私はただのお笑いファンの意見でしかありませんが、それでも一流の芸人さんとお笑い談議をできることがありがたいと思います。(談)

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