順大・永原颯磨、憧れの先輩・三浦龍司の背中を追いかけ「一緒に世界」へ「勝ちたい、超えたい気持ちはある」
スポーツ報知 / 2024年12月26日 7時30分
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は25年1月2、3日に東京・千代田区大手町の読売新聞社前~神奈川・箱根町の芦ノ湖を往復する217・1キロで行われる。
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歴代高校NO1の称号を背負った永原颯磨(1年)は憧れの背中を追い、順大へ進んだ。高校3年時、3000メートル障害で目標とする五輪2大会連続入賞の三浦龍司(順大卒、現スバル)が持っていた高校記録を7秒以上更新。19歳は「世界陸上で経験を踏んで五輪で戦えるようにしたい」。夢舞台へ、同種目で多くのトップランナーを輩出した名門で走りを磨く。
2月に入寮後、三浦と練習をともにした。ある日、ラスト1本を全力で三浦に食らいつくも、その背中は瞬く間に遠のいた。まだまだ余裕の三浦。後ろから見た無駄のないスムーズな走りに「一緒な人間なんかな」と驚がくした。「憧れ。勝ちたい、超えたい気持ちはある」と一番近い存在のオリンピアンに羨望のまなざしを向ける。3000メートル障害と駅伝の両立はプラスだ。長距離練習は脚力強化につながり「(トラックで)スピードを維持するいい土台づくり」と永原。「一緒に世界行こうぜ」との三浦との約束を25年、秋の東京で実現する。(小林 玲花)
◆永原 颯磨(ながはら・そうま)2005年10月12日、長野県出身。19歳。佐久長聖高―順大スポーツ健康科学部1年。2歳上の姉の影響で小1から競技開始。23年全国高校総体での優勝タイム8分32秒12は日本高校記録。24年U20世界選手権では同種目日本歴代2位の8分30秒37で5位入賞。ベストは5000メートルが13分43秒03、1万メートルが30分19秒81。173センチ、57キロ。
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