【女子野球】巨人女子チームの田中主将、来季は「さらに強いチームを目指したい」

ラグビーのパスに挑戦する田中美羽（カメラ・軍司　敦史）

　巨人女子チーム新主将の田中美羽が２５日、東京・両国国技館で行われた都内スポーツチームによる合同イベント「第４回キッズスポーツフェス」に相見菜月、男子チームの佐々木俊輔らとゲスト参加。新体制が発表された来季に向け「さらに強いチームを目指したい」と抱負を語った。

　前日に、佐々木麟太郎内野手の妹で、花巻東野球部監督の洋氏を父に持つ同校女子野球部の佐々木秋羽ら５人が入団、隠善智也氏らがコーチに就任する新体制が発表されたばかり。「（新しい選手）それぞれが武器を持っていて、みんなが刺激をもらう存在。それがこのチームの強み」という田中は、「今年の結果を越えて、自分たちのプレーで楽しんでもらえたり、また女子野球を見たいと思われるようなプレーをしていきたい」と語った。

　今季は女子クラブチームの２つの全国大会のうち、夏の全日本クラブ選手権は連覇したものの、秋の全日本選手権は決勝で敗れ２冠を逃した。田中は「キャプテンとしてやることは今までと変わりません。強い思いを持った仲間と常に上を目指すために、２月の（全体練習）スタートに向けてしっかり準備していきたい」と前を見据えた。

　初参加となったこの日のイベントでは、子どもたちに野球を教える一方で、ほかの競技にも挑戦。「授業でやったバスケット以外は初めてで、私も一緒に楽しめました。私は野球に夢中になりましたが、夢中になって続けることは大事。今日やって楽しいな、またやりたいなという感情を大切にしてほしい」と子どもたちへメッセージを送った。