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【巨人】ドラフト4位・石田充冴が西武育成7位・ウメビンユオ・オケム明と母校の旭川啓明小を訪問

スポーツ報知 / 2024年12月26日 7時25分

母校を訪れた石田充冴(左)とウメビンユオ・オケム明

 巨人のドラフト4位・石田充冴(じゅうざ)投手(18)=北星学園大付=が、親友から刺激を、後輩たちからは元気をもらった。25日、小学生時代に「啓明ライオンズ」でバッテリーを組んでいた西武の育成7位・ウメビンユオ・オケム明(18)=旭川志峯=と、卒業以来6年ぶりに母校の旭川啓明小を訪れた。

 270人の児童と40分の交流を楽しむ中、ウメビンユオとキャッチボールした。「人数が11人しかいなかった」という少年野球以来の共演に、当時を思い出した。家族ぐるみで仲が良く、卒業アルバムは隣同士で、ともに将来の夢は「プロ野球選手」と記していた。夢を現実にして踏み出す新たな舞台へ、石田は「親友でい続けたいが、対戦したらオケムだけには打たれたくない。オケムの時は一層ギアを上げていきたい」とこれまで一度もない対決を心待ちにした。

 児童には繰り返し「積み重ね」と強調した。「小学校の時、1日練習をさぼったら3日戻ると教えられた。少しづつでも続けることが大切」と自己の経験を交えて話し、大きな拍手を受けた。「みんなすごいかわいくて。自分もこんなかわいい時あったんだなと」。そう笑顔で振り返った時間を過ごし、気持ちもリフレッシュできた。背番号90の192センチ右腕は「2年後3年後、東京ドームで投げられるように頑張っていきたい」。決意を持って、来年1月、プロの世界に向かう。

 〇…ウメビンユオが繰り返したのは「感謝」の言葉だった。小1の時、石田に誘われて野球を始めた。そこからプロ選手という夢をかなえ「きっかけを作ってくれた充冴には感謝しかない。かけがいのない存在」と口にした。この日は児童に在学時代の思い出などを笑いも交えて伝えはしたが「まだ話すような立場ではないと思うので。自分はここから。早く支配下に上がって活躍したい」と目標達成へ、意を強くした。

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