ＩＬＬＩＴ「ステキなステージ作って多くの人たちに知ってもらいたい」スポーツ紙初の単独インタビューで新年の抱負語る

ＩＬＬＩＴ（左から）ＹＵＮＡＨ（ユナ）、ＭＯＫＡ（モカ）、ＷＯＮＨＥＥ（ウォンヒ）、ＩＲＯＨＡ（イロハ）、ＭＩＮＪＵ（ミンジュ）（カメラ・小泉　洋樹）

　日本レコード大賞新人賞受賞、ＮＨＫ紅白歌合戦初出場を果たした５人組ガールグループのＩＬＬＩＴ（アイリット）が初めてスポーツ紙のインタビューに応じ、２０２５年の抱負を語った。昨年３月にミニアルバム「ＳＵＰＥＲ　ＲＥＡＬ　ＭＥ」でデビュー。タイトル曲「Ｍａｇｎｅｔｉｃ」は数々の記録を打ち立て“スーパー新人”と評された。多忙な一年を送り、年末の音楽番組のステージを彩った５人。更なる飛躍を誓った。

　

　レコ大、紅白と年末の音楽シーンで輝きを放ったＩＬＬＩＴ。ステージを降りても、５人は愛らしく、とってもチャーミングだ。

　２０２４年は充実の一年だった。３月にデビューし、１０月に２ｎｄミニアルバム「Ｉ’ＬＬ　ＬＩＫＥ　ＹＯＵ」をリリースした。

　日本では、５月の「Ｒａｋｕｔｅｎ　ＧｉｒｌｓＡｗａｒｄ２０２４　ＳＰＲＩＮＧ／ＳＵＭＭＥＲ」で初パフォーマンスを披露。同月には「ＫＣＯＮ　ＪＡＰＡＮ２０２４」に出演した。日本テレビ系「世界の果てまでイッテＱ！」にも出演し、多くのファッション誌の表紙を飾るなど、多方面で活躍した。

　ＹＵＮＡＨ「光栄な一年でした」

　ＩＲＯＨＡ「２枚のアルバムを出すことができました。たくさんのＧＬＬＩＴ（ファンの呼称）の方たちに会うことができて、幸せな一年でした」

　ＭＯＫＡ「『Ｍａｇｎｅｔｉｃ』をたくさんの人に聴いてもらい、愛してもらい、幸せな一年でした」

　ＭＩＮＪＵ「たくさんのことを学び、経験できて、大切な年になりました」

　ＷＯＮＨＥＥ「新しい世界を経験した、忘れられない年になりました」

　日本での一番の思い出は。

　ＹＵＮＡＨ「『Ｒａｋｕｔｅｎ　ＧｉｒｌｓＡｗａｒｄ』が記憶に残っています。普段の生活でも、あのシーンを思い出します」

　ＷＯＮＨＥＥ「『ＫＣＯＮ　ＪＡＰＡＮ』のステージです。初めてカバーステージ（ＴＷＩＣＥの『Ｗｈａｔ　ｉｓ　Ｌｏｖｅ？』）を披露した日で、それをお見せできたからです」

　ＭＯＫＡ「たくさんの出来事がありましたが、紅白の出場が決まったことが思い出です」

Ｍａｇｎｅｔｉｃ　彼女たちの代名詞とも呼べる「Ｍａｇｎｅｔｉｃ」は、１０代女性の真っすぐな気持ちを磁石に例えたナンバー。好きな人に惹（ひ）かれる心のときめきを「ｓｕｐｅｒ　引力」という歌詞に用いるなど、Ｚ世代を中心に高い支持を得た。

　オリコン週間ストリーミングランキング（２４年６月１７日付）で累積再生回数１億回を突破。登場から１１週目の達成は「１億回再生突破週数」において、女性グループ歴代１位のスピード記録だった。ビルボード・ジャパンチャートの「ストリーミング・ソング・チャート」では、Ｋ―ＰＯＰにおけるビルボードジャパン史上３位タイの速さで累計再生回数１億回を突破。Ｓｐｏｔｉｆｙも再生回数５億回に到達した。

　ＹＵＮＡＨ「曲自体がとてもいいです。中毒性のある曲、癖になる曲だから、たくさんの人が聴いてくれたと思います」

　ＷＯＮＨＥＥ「中毒性に加え、メロディーに神秘的なところがある。好きな人への思いを表現しているので、皆さんが共感してハマってくれたと思います」

　ＩＲＯＨＡ「たくさんの方が（ＳＮＳ上で）ダンスチャレンジをしてくださった。そのおかげで曲も広がったと思っています」

　ＭＯＫＡ「マネしたくなるような、気になるような（魅力的な）振り付けがあったからかなと思います」

　ＭＩＮＪＵ「ダンスも、みんなが見てマネしたくなるようなものでした。曲に見合うステージを見せられたことも、愛してもらえた理由かなと思います」

　ＧＬＬＩＴへのメッセージは。

　ＹＵＮＡＨ「たくさんの愛情をいただき、感謝の一年になりました。これからも一生懸命に頑張ります。温かい目で見守ってくれれば、ありがたいです」

　ＭＯＫＡ「ステキなステージを作って、もっと多くの人たちに、ＩＬＬＩＴのことを知ってもらえたらうれしいです」

　○…マイブームについて、ＭＯＫＡが「みんなでゲームをやること」と答えると、残りのメンバーは「最高！」と呼応。ＷＯＮＨＥＥは「冬に食べるおやつ。肉まん系のものや、たい焼き、おでん」と明かした。

　◆ＩＬＬＩＴ（アイリット）日本人メンバー２人を含む多国籍５人組グループ。２０２３年６～９月に放送された「Ｒ　Ｕ　ＮＥＸＴ？」を通じて結成された。自主的で積極的な意志（Ｉ　ＷＩＬＬ）と、特別な何かを意味する代名詞（ＩＴ）が結合して生まれたグループ名には「何にでもなれる潜在力を持つ」という思いが込められている。

　ＹＵＮＡＨ（ユナ）　２００４年１月１５日、韓国生まれ。２０歳。「昨年はたくさんのことを経験できました。同じように忙しく過ごせたらいいなと思います」

　ＭＯＫＡ（モカ）　２００４年１０月８日、日本生まれ。２０歳。「先輩方を見て足りない部分を学びました。（経験を生かして）ファンミーティング、ファンコンサートをやってみたいです」

　ＷＯＮＨＥＥ（ウォンヒ）　２００７年６月２６日、韓国生まれ。１７歳。「さらに多くのＧＬＬＩＴの皆さんにお会いして、たくさんの思い出を作りたいです」

　ＩＲＯＨＡ（イロハ）　２００８年２月４日、日本生まれ。１６歳。「健康に活動できたら。アルバムもいっぱい出して、たくさんの期間、活動したいです」

　ＭＩＮＪＵ（ミンジュ）　２００４年５月１１日、韓国生まれ。２０歳。「昨年より多くのＧＬＬＩＴの皆さんに会いたいです。機会があれば、ファンミーティングもしてみたいです」