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吉本興業がSNSポリシーを策定 差別的発言や情報漏洩など10項目を「禁止行為」に

スポーツ報知 / 2024年12月26日 15時15分

吉本興業

 吉本興業は26日に公式サイトを更新し、所属タレント及び社員を対象にSNSを使用する際のルールを定めた「吉本興業グループSNSポリシー」を策定したことを報告。「自覚を持った行動やSNSの特徴に対する理解、非難・批判等への対応」を基本方針として盛り込み、差別的発言や情報漏洩など10項目を「禁止行為」として定めた。

 策定した理由について「昨今のSNSをめぐるトラブルの増加」があると明かし、「所属タレント及び社員の不用意・不適切な発信により関係者の皆様にご迷惑・ご心配をおかけする事態が生じる半面、所属タレント等に対する根拠のない誹謗中傷、名誉毀損、プライバシーの侵害といった事態も頻繁に起きています」と説明した。

 SNSを「安全かつ効果的に利用するため、公私を問わず適用」するという。差別的発言や情報漏洩など10項目を「禁止行為」として挙げ、所属タレント等への誹謗(ひぼう)中傷、名誉毀損、プライバシーの侵害等に対しては「その内容に応じて、毅然とした対応・対策を講じてまいります」と姿勢を示した。

【公式サイト報告】

SNSポリシーの策定について

弊社は、昨今のSNSをめぐるトラブルの増加等に鑑み、4月24日(水)に発表した「コーポレートガバナンスの強化等について」で記載した通り、すべての所属タレント及び社員を対象にSNSを使用する際のルールを定めた「吉本興業グループSNSポリシー」を策定いたしましたのでお知らせします。

これまで、2012年に策定した「吉本興業グループソーシャルメディア・ポリシー」に則り、所属タレント及び社員に研修等を通じて、表現者としての責任と自覚を促すべく周知してきました。その後、SNSをめぐる環境は大きく変化し、所属タレント及び社員の不用意・不適切な発信により関係者の皆様にご迷惑・ご心配をおかけする事態が生じる半面、所属タレント等に対する根拠のない誹謗中傷、名誉毀損、プライバシーの侵害といった事態も頻繁に起きています。

こうした事態への反省と再発防止、そして所属タレント及び社員を守るため、この度、前述のソーシャルメディア・ポリシーを大幅に加筆・修正して新たなSNSポリシーを策定し、改めて他者を敬いつつ表現する重要性を周知徹底することにしました。このSNSポリシーは、基本行動指針として、自覚を持った行動やSNSの特徴に対する理解、非難・批判等への対応を盛り込んでおり、所属タレント及び社員を対象として、SNSを安全かつ効果的に利用するため、公私を問わず適用されます。

また、禁止行為として、差別的発言や情報漏洩、名誉毀損・侮辱行為、プライバシー侵害など10項目を列挙しました。一方、所属タレント等への誹謗中傷、名誉毀損、プライバシーの侵害等に対しては、その内容に応じて、毅然とした対応・対策を講じてまいります。弊社は、社会活動・表現活動に携わる一員として、誰もが容易に個人の意見や思いを発信できるSNS等が、将来にわたり安心して利用できる場所となるよう社を挙げて取り組んでまいります。

吉本興業グループSNSポリシーは、吉本興業ホールディングス公式ホームページで公表しています。https://www.yoshimoto.co.jp/policy/sns/

【吉本興業グループSNSポリシー】

目的

吉本興業グループのSNSポリシー(以下「本ポリシー」といいます。)は、 全ての役員及び従業員(以下「役職員」という。)並びに所属タレントがSNSを利用する際のルールを定めるものです。吉本興業グループ(以下「当社」といいます。)の事業やタレント活動においてもSNSは重要なツールとなっていますが、他方で、営業秘密の漏洩、営業上の信用失墜、第三者に対する名誉毀損など、大きなリスクも伴います。こうしたリスクを回避し、安全かつ効果的にSNSを利用するため、本ポリシーを策定しました。

定義

本ポリシーにおけるSNS(Social Networking Service)とは、インターネット等を介して広く一般に情報をやり取りすることができるソーシャルメディア全般をいい、例えば、狭義のSNS(X・Facebook・Instagram・LINE等)、動画共有サイト(YouTube・TikTok等)、ユーザー参加型メディア(ブログ・Wiki・口コミサイト等)のほか、掲示板(5ちゃんねる)等の情報を自由に発信できるウェブサービスを含みますが、これらに限られません。

適用対象

当社の全ての役職員及び所属タレントに適用されます。業務か否かを問わず、私的利用であっても適用されます。自ら投稿・発信した場合に限らず、リポスト・リプライ・評価づけ等、SNS上での全ての言動(以下「投稿等」といいます。)を対象とします。

◆基本行動方針

・自覚をもった行動

SNS上での投稿等は、当社全体の社会的評価やブランド価値に重大な影響を及ぼすおそれがあります。役職員であるか所属タレントであるかを問わず、その言動は単なる個人的な意見ではなく、当社全体の意見又は姿勢を示すものと受け取られる可能性があります。全ての役職員及び所属タレントは、常に、吉本興業グループの一員としての自覚を持ち、自身の投稿内容が他者からどう受け止められるかを意識・想像しながらSNSを利用してください。

・特徴に対する理解

インターネットは全世界に広がるネットワークであり、SNSで投稿等された情報は、インターネットを介して世界中に公開され、半永久的に閲覧可能な状態に置かれます。大勢の人の目に触れる機会があるということは、自分とは異なる意見・立場の方々や自己の職業・生活環境とは異なる文化・背景・価値観を持つ方々などにも読まれることになるという特徴があります。また、SNSは、短文・写真等の形式で投稿されることも多いため、自分の意見を正しく表現しきれず、誤解を生みやすいという特徴もあります。さらには、チェックインやタグ付け機能、リアルタイム投稿等により、位置情報等のプライバシー情報が知らないうちに晒される可能性もあります。SNSの利用にあたっては、このような特徴を強く意識しなければなりません。

・業務に関連した利用

当社イベント・提供サービス等について言及する場合には、情報の正確性・適時性に注意を払い、最新の公式ウェブサイト・公式アカウント・リリース等による発表内容を必ず参照するようにしてください。

・非難・批判等への対応

SNSは、上記のとおり、全世界で様々な意見・価値観等を持つ方々の目に触れるものである以上、第三者から非難・批判等を受ける場合があることを十分認識した上で利用すべきであり、もし投稿等に対して批判等を受けた場合であっても、冷静に対応することが大切です。

・私的意見の明示

個人アカウントで投稿等する意見は、基本的に個人的意見とみなしますが、会社の業務やタレント活動に関して個人的な意見・コメントを投稿等する際には、当社役職員又は所属タレントとしての意見(公式見解)等ではないことが明確に分かるよう「これは私個人の意見です」などと明記してください。

・炎上のリスク

いわゆる「炎上」が起きてしまうと、過去の投稿等も調べられ、本来秘匿しておきたかった情報(経歴、家族や友人の個人情報、住所など)についてまで悪意をもって晒されてしまうということがありますので、軽率な発言は自分や家族、友人を傷つける危険があることに十分に留意してください。

・研修への参加

当社が実施するSNSに関する研修を受講し、常に最新の情報や事例を学び、本ポリシーに記載されている内容の理解と実践に努めてください。

◆禁止行為

SNSの利用にあたっては、以下の行為を禁止します。

・差別的発言の禁止

国籍・人種・性別・出身地等その他あらゆる差別的な投稿等をすること。

・法令違反行為の禁止

著作権・商標権をはじめとする知的財産権、ステルスマーケティング等の景品表示法、特定商取引法その他の法令に違反する投稿をすること。

・情報漏洩の禁止

会社の業務上の秘密情報・取引先情報等、公に知られてはならない情報を外部に漏らすこと。

・当社の信用・価値を毀損させる行為の禁止

当社の社会的評価やブランド価値を低下・毀損させるおそれのある内容を投稿すること。

・名誉毀損・侮辱行為の禁止

第三者の名誉を毀損し、または侮辱する内容を投稿すること。なお、たとえ投稿の内容が事実であっても名誉毀損行為や侮辱行為に該当する場合がありますので十分留意してください。

・いやがらせ行為の禁止

いわゆるネットストーキング行為や、荒らし行為等、第三者へのいやがらせを目的として投稿すること。

・プライバシー侵害の禁止

個人情報の掲載や写真の無断使用等、他人のプライバシーを侵害する投稿等をすること。

・ロゴマークの使用禁止

投稿やプロフィール欄等に、当社のロゴマークや各種サービスに関するマークを無断で用いること。

・判断能力が欠如・不十分な状態での利用禁止

飲酒や傷病等により、正常な判断能力を有しない、または、不十分な状態で投稿をすること。

・真偽不明な内容の流布の禁止

意図的なデマ情報の流布はもちろんのこと、内容の真偽が未確認であるにもかかわらず、断定的な表現を用いて投稿をすること。

◆誹謗中傷等への対策

SNSを利用するにあたって、誹謗中傷、脅迫、プライバシーの侵害などの被害を受けた場合は、速やかに当社まで報告・相談するようにしてください。内容に応じて、警察やその他の外部専門機関と連携し、民事・刑事の両面にて必要な対応・対策を講じていきます。

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