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阪神待望の「打てる捕手」誕生間近 高卒4年目が1軍デビューの可能性「捕手で1試合でも多くスタメンに」【プロ野球12球団ブレイク候補】

スポーツ報知 / 2025年1月2日 15時40分

中川勇斗

 喉から手が出るほど欲しい「打てる捕手」が誕生間近だ。球団史上初の連覇を逃した昨季。20代が中心の若きチームに、また新たな逸材が現れた。2021年ドラフト7位入団の中川勇斗。高卒4年目の20歳だ。

 入団当初から、パンチ力のある打撃には定評があった。昨季、ウエスタン・リーグでは70試合に出場して打率3割2分1厘、4本塁打。1軍出場はまだないが、着実に成長を続けている。「1軍でこれくらいの成績を残せるように。今年にかけてます」。秋季キャンプでは幅を広げるために人生初の外野にも挑戦。「野球選手は試合に出てナンボなので」。他球団ではオリックス・森や広島・坂倉らが打撃力を生かすため、捕手以外の守備に入ることがある。藤川監督の期待値も高く、「打撃が非常に優れた選手。能力が素晴らしい」と認めるほどだ。

 今オフは1月中旬からDeNA・牧と自主トレを行う予定。バットメーカーが同じ縁で入門が実現した。昨年末に初対面。動画で打撃を確認してもらい「想像していた2倍いいよ!」と絶賛された。侍ジャパン常連の球界屈指の右打者だけに、聞いてみたいことは山ほどある。「変化球の対応や待ち方、ケガをしないための体作り…。野球に対する取り組み方も学びたい」。飛躍のためなら、なりふり構わず貪欲に吸収するつもりだ。

 昨季は経験豊富な30代の梅野と坂本が、全143試合のスタメンマスクを分け合った。正捕手の壁は厚いが、諦めるつもりはない。「捕手として1試合でも多くスタメンで出られるように。がむしゃらにやっていきます」。同学年は大学4年の年。一歩一歩、実績を積み上げていく。(直川 響)

 ◆中川 勇斗(なかがわ・はやと)2004年1月27日生まれ。愛知県出身。20歳。京都国際3年時の21年春夏に甲子園出場。夏は4強入りに貢献した。同年のドラフト7位で阪神入団。昨季は2軍で打率3割2分1厘、4本塁打、28打点。172センチ、75キロ。右投右打。

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