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トミー・ジョン手術→育成選手を乗り越え…オリックスの新婚・椋木蓮が4年目の大出世へ【プロ野球12球団ブレイク候補】

スポーツ報知 / 2025年1月2日 15時50分

椋木蓮

 オリックス・椋木蓮投手(24)が、一気に殻を突き破りそうな気配だ。「一年間、先発で投げ切りたい。投げ切れたら、2ケタ勝利を目指していきたい」。東北福祉大から2021年のドラフト1位で入団した右腕。プロ4年目は真っすぐに昇るだけだ。

 デビュー2試合目だった22年7月20日の日本ハム戦(京セラD)では、9回2死まで無安打無得点。鮮烈な「ノーノー未遂」は注目を集めた。ところが、2か月後に右肘じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)。長く苦しいリハビリ、育成選手契約を乗り越え、昨年3月に支配下登録復帰を果たした。

 4月27日の日本ハム戦(エスコン)で2年ぶりに1軍登板し、先発で3回9安打4失点。KOの翌日、中嶋監督の元へ向かった。「力になれなくてすみません…」。再びファームに戻ることになったが、指揮官は優しくほほ笑んでいた。「謝らんでいい。支配下おめでとう! 夏ごろまでは、期待していないから」。泣きそうになったのも、愛ある? 激励でピタッと涙が止まったのも事実。約束通り9月にリリーフで再昇格し、同21日の勝利投手(日本ハム戦)で少しだけ恩返しもした。

 術後の紆余(うよ)曲折を乗り越え、右肘の状態は、ほぼ万全だ。新たに指揮する岸田監督からはすでに、先発での起用を伝えられている。昨年11月の秋季キャンプでは、厚沢投手コーチが「来年(25年)の由伸枠です」と、ファンに紹介するほどの存在。広島からFAで加入した九里、同じく右肘手術から復活を期す同学年の東らとともに、ハイレベルな競争も期待できる。

 昨年12月に同学年の一般女性と結婚。結婚式には、岸田監督からお祝いのビデオメッセージが届いた。「もっともっと頑張らないといけない。僕が活躍しないと、彼女を幸せにできない」。150キロを超す直球とフォーク、スライダーなどを操る本格派。キラキラと輝く姿が見える。(オリックス担当・長田 亨)

 ◆椋木 蓮(むくのき・れん)2000年1月22日、山口県生まれ。24歳。山口・高川学園から東北福祉大を経て、21年のドラフト1位でオリックスに入団。22年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフに育成選手で再契約。24年3月に支配下選手として再登録。通算成績は14試合で3勝2敗、防御率2・93。179センチ、86キロ。右投右打。

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