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デビュー戦KOも黒星回避の「持ってる男」…強心臓のソフトバンク2年目左腕が今永塾で一気開花へ【プロ野球12球団ブレイク候補】

スポーツ報知 / 2025年1月2日 15時20分

前田悠伍

 ソフトバンクの23年ドラフト1位・前田悠伍投手(19)が、持ち前の強心臓で2年目の大躍進を遂げる。ルーキーイヤーの昨季は2軍で12試合に登板して4勝1敗1セーブ。1軍ではリーグ優勝決定後の10月1日、オリックス戦(みずほペイペイ)での3回6失点KOが唯一の登板だった。それでも黒星がつかないところが「前田悠伍を感じる」(小久保監督)ゆえん。持ってる男は真っすぐに磨きをかけ、今季目標の「開幕ローテ」を勝ち取る。

 心臓に毛が生えまくっている19歳だ。1月の合同自主トレは、面識もないカブス・今永昇太投手の元で行う。大阪桐蔭時代にバッテリーを組んだ1学年上のDeNA・松尾汐恩捕手に仲介を頼み、“押しかけ弟子入り”が実現した。

 今季限りで引退した和田毅さんが主催する長崎自主トレへの参加も検討したが、昨年も総勢16人が参加。「人数が多い分、1対1で教えてもらうことが少なくなる」と判断した。和田塾が河合塾ばりのマンモス予備校なら、今永塾は「僕も含めて4人」の四谷学院のような個別指導が売り。巨人・井上温大投手も23年に参加し、飛躍の足がかりを得た。若タカは「少人数でやる方がいいと思って今永さんを選びました」と言ってのけた。

 強心臓といえば、こんな証言もある。ドラフト同期(2位)の岩井俊介投手は「僕のことを(俊介をもじって)チュンスケって呼ぶんですよ。出会って3日でタメ口でした」と嘆く。同期と言えども大卒なので4歳上。友達扱いの兄貴分が1軍初登板すれば「ええなあ」。プロ初勝利で「ええなあ」。さらにはビールかけでも「ええなあ。参加したかったなあ。まだ酒は無理やけど、(巨人の)浅野さんみたいに炭酸水で」とLINEを送ってくるという(浅野は“さん付け”ですが)。今季は自身が、昨年ドラ1の村上泰斗投手=神戸弘陵=に「ええなあ」と嫉妬される活躍を見せる番だ。(24年ソフトバンク担当・田中 昌宏)

 ◆前田 悠伍(まえだ・ゆうご)2005年8月4日、滋賀・長浜市生まれ。19歳。高月スポーツ少年団に所属した古保利小6年時にオリックス・ジュニア選出。湖北ボーイズでプレーした高月中1年時にU12日本代表でカル・リプケン世界大会優勝。大阪桐蔭では1年秋からエース格となり、甲子園に春夏3度出場、2年時の22年センバツで全国制覇。23年ドラフト1位でソフトバンク入りした。179センチ、76キロ。左投左打。

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