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藤枝明誠が8強進出 ロードプリンスが歴代2位の34リバウンド…全国高校バスケットボール

スポーツ報知 / 2024年12月27日 6時55分

ダンクシュートを決めるなど38得点、34リバウンドをマークした藤枝明誠のロードプリンス(カメラ・塩沢 武士)

◆全国高校バスケットボール ウインターカップ▽男子3回戦 藤枝明誠(静岡)98―72正智深谷(埼玉) (26日・東京体育館)

 男子3回戦が行われ、藤枝明誠が正智深谷(埼玉)を98―72で下し、ベスト8進出を決めた。2点ビハインドで迎えた第2クオーター(Q)の立ち上がりに堅いディフェンスから速攻などで一気に19得点を奪って流れを引き寄せると、そのまま逃げ切り勝ち。3年連続4強入りを懸けて27日は準々決勝で夏の総体王者・東山(京都)と対戦する。

 怒とうの攻撃だった。藤枝明誠が2点差の第2Q序盤に仕掛けた。立ち上がり連続7点を奪い、相手がタイムアウトを取った直後だ。メンバー2人を交代させ、ディフェンスのシステムを変更した。前から当たって相手のミスを誘い、さらに連続12得点を積み上げた。第2Q開始から相手を6分以上、無得点に封じて一気に流れを引き寄せた。

 予定より早い“切り札”の投入だった。金本鷹(よう)監督(34)は「本当はもう少しあとで出したかったけど、僕の若さが出て早めに出してしまった」と、笑った。チーム最長の35分56秒出場して16得点をマークした野津洸創(2年)は「やって楽しかった。会場も沸いたし、自分たちのバスケが体現できた」と、胸を張った。

 分析通りの試合運びで快勝だ。206センチのセンター・ボヌ・ロードプリンス・チノンソ(3年)に相手が2人で止めに来るところを、逆サイドの外にボールを回して渡辺聖(1年)が3点シュートを狙った。「プリンスが、決めなくても俺がリバウンドを取る、と言われたので思い切り打った」。1年生シューターが10本中4本の3Pを沈め、ゴール下では、ロードプリンスが公式記録の残る2006年以降、歴代2位となる1試合34リバウンドを奪い、ゴール下を支配した。

 準々決勝では総体王者・東山と対戦する。相手の司令塔・瀬川琉久(3年)はU18日本代表で、世代屈指のポイントガードと評判の逸材だ。金本監督はキーとなるマッチアップに「この1年で一番ディフェンスがうまくなった」という野田凌吾主将を指名した。3年連続4強入りを懸けた大一番。夏のチャンピオンに真っ向勝負を挑む。(塩沢 武士)

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