北海道女子、初戦ストレート負けも粘り見せ決勝トーナメント進出…全国都道府県対抗中学バレーボール大会

愛媛戦で得点を決め喜ぶ北海道女子の選手たち

◆全国都道府県対抗中学バレーボール大会▽女子予選グループ戦　北海道０－２福井、北海道２－０愛媛（２６日、Ａｓｕｅアリーナ大阪ほか）

　男女の都道府県代表各４８チーム（大阪は２）が１６組に分かれ、グループ戦が行われた。北海道は男子、女子ともに１勝１敗でともに決勝トーナメント進出。過去最高の４強入りを目指し、きょう２７日からのトーナメントに挑む。

　女子は、初戦の福井戦で０―２のストレート負け。崖っぷちの状況で迎えた愛媛戦前には「北海道はいつも予選の初戦で負けてから決勝トーナメントに行ってるから大丈夫」と励まし合い、コートに立った。

　試合序盤は６連続失点などもあり、追う展開が続いたが、持ち味の粘り強さで食らいつき第１セットを先取。第２セットも３度のセットポイントをしのぎ、ストレート勝ちを収めた。

　全体練習は９月から週１回の頻度で実施し、背番号２の今西月乃（別海中央中３年）も別海町から片道５時間以上かけて参加。道内の高校生を相手に練習試合を重ねて持ち味のチームワークを磨いてきた。１年生から北海道選抜に選出され、３度目の出場となる高山瑚都主将（札幌大谷中３年）は「２試合目は最後の１点を取りきることができた。一昨年はベスト８で去年は１回戦負けしているので、今年の目標は日本一」と力を込めた。