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【昭和の箱根駅伝】今なら山の神「イダ天ぶりは見事」…昭和の5区名場面

スポーツ報知 / 2025年1月1日 22時20分

第36回大会 区間賞で箱根のゴールに飛び込む5区の東京教育大・長田正幸(1960年1月2日撮影)

 2025年は令和7年だが、昭和(1926―1989年)で数えると100年になる。"昭和100年"の節目を記念して、昭和の箱根駅伝を写真で振り返る。

* * *

 現在の往路ゴールは国道1号線「箱根関所南」交差点を右折した先にあるが、1968年(昭和43年)大会までは交差点の100メートル手前にある箱根町郵便局前だった。1960年(昭和35年)の第36回大会2位でゴールした東京教育大(現・筑波大)5区の長田正幸は、3回目の区間賞と、今なら「山の神」と称される快走。「昨年の区間新には及ばなかったが、連続区間賞のイダ天ぶりは見事」と当時の報知新聞は高評価している。

 1961年(昭和36年)の第37回大会、小田原市街地の映画館・オリオン座の前に設置された中継所にトップで飛び込んだ日大・橋本盛広からつないだ5区の若松育大。オリオン座は2003年に閉館して現在はマンションが建ち、わずかに中央奥に見える4階建てが面影を残す。

 1967年(昭和42年)大会からは、市街地を過ぎたかまぼこ店「鈴廣」に中継所が移動したが、同店の工事にともなって2006年大会より16年大会までは再び市街地の「メガネスーパー本社前」に置かれた。この5区が2・4キロ延長された11年間に、今井正人(順大)や柏原竜二(東洋大)、神野大地(青学大)といった「山の神」と呼ばれるスターが生まれた。

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