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【昭和の箱根駅伝】ふらふらになりながらトップでゴールへ…昭和29年の10区

スポーツ報知 / 2025年1月1日 21時30分

第30回箱根駅伝 意識がもうろうとし、ふらふらになりながらゴールへ向かう10区の早大・昼田哲士。都電も走る銀座・読売新聞社前には学生やファンが大勢集まり優勝の瞬間を見守った(1954年1月7日撮影)

 2025年は令和7年だが、昭和(1926―1989年)で数えると100年になる。"昭和100年"の節目を記念して、昭和の箱根駅伝を写真で振り返る。

* * *

 1954年(昭和29年)の第30回大会、早大はアンカーがふらふらになりながらゴールして優勝を果たした。

 外堀通りを多くの観客が埋める中、ふらふらになりながらトップで銀座・読売新聞社前の角を曲がってゴールに向かう早大10区の昼田哲士。早大は当時最多となる9度目の優勝を決めたが、当時の紙面は「田村町(西新橋)では意識不明に近くなり、みかねた中村監督も車から降り一緒に走りながら激励、堂々一着でゴールはしたが、たどりついたという感じだった」と報じている。まだ向かいの高速道路もない時代、外堀通りには都電の姿も見える。

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