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【昭和の箱根駅伝】海に一番近づく東海道線国府津駅付近…昭和32年の7区

スポーツ報知 / 2025年1月2日 2時30分

第33回箱根駅伝復路7区、国府津駅近くの国道1号線を走る日大の横山和五郎(1957年1月3日)

 2025年は令和7年だが、昭和(1926―1989年)で数えると100年になる。"昭和100年"の節目を記念して、昭和の箱根駅伝を写真で振り返る。

* * *

 1957年(昭和32年)の第33回大会、東海道線国府津駅近く、相模湾を見渡す国道1号線を東京へ向かう、日大7区の横山和五郎。サイドカーには森本一徳監督の姿、NHKラジオの車や、沖合上空には低空飛行するヘリコプターも見える。この年、日大は2区で首位に立つと、一度も明け渡すことなく14年ぶり7度目の優勝を決めた。気温が13度まで上がり9区で選手が一時失神するハプニングがあったが、ライバルの中大も選手の多くが風邪気味で本調子ではなかった。

 現在のルートは3区(8区)で海沿いの134号線を走るが、1号線をひたすら下っていた60年大会まではこの場所が一番海に近づく場所だった。道の様子は全く変わらないが、海側に西湘バイパスが通ったため壮大な景色は望めない。この区間は大磯、小田原などに松並木が残っていて、箱根区間と並んで東海道の風情を多く残している。

◆1957年(昭和32年)

▽1月、スタルヒンが交通事故で死去

▽5月、コカ・コーラが日本での販売を開始

▽10月、ソ連が世界初の人工衛星の打ち上げ成功

▽12月、立大の長嶋茂雄が巨人に入団

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