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【昭和の箱根駅伝】開業前の高速道路にファン群がる…昭和35年の歓喜の銀座ゴール

スポーツ報知 / 2025年1月1日 18時30分

第36回箱根駅伝 第10区、中大・奥宮和文がゴールへ向かって走る姿を多くのファンが見守った。復路1位の中大が総合優勝を飾った(1960年1月3日)

 2025年は令和7年だが、昭和(1926―1989年)で数えると100年になる。"昭和100年"の節目を記念して、昭和の箱根駅伝を写真で振り返る。

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 1960年(昭和35年)の第36回大会の銀座ゴールシーン。今では毎年おなじみとなった大手町・読売新聞本社前のスタート、ゴールだが、1971年(昭和46年)に現在の地に移転するまでは、戦前から旧社屋があった銀座がその舞台だった。数寄屋橋交差点から外堀通りをトップで北上してきた中大の奥宮和文が、現在のマロニエゲート銀座2(旧プランタン銀座)にあった社屋(右側)を右折した先にあるゴールに向かう様子をとらえたショット。ファンは交通規制された車道だけでなく、撮影者が立つ開業前の高速道路にも連なり、声援を送った。

 この年、鶴見中継所の直前で日大を抜き2年連続9回目の優勝を果たした中大は、当時の往復225・5キロのコース史上初めて12時間を切るタイムを記録、当時の紙面は「ゴールインした中大のアンカー奥宮は報道陣、先輩、ファンに文字どおりもみくちゃにされた。応援団は校歌を絶叫する大変なさわぎだ」と興奮ぶりを伝えている。

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