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藤枝明誠が全国総体王者に残り4秒逆転負け 野田凌吾主将「感謝の思いを結果で残したかった」…全国高校バスケットボール

スポーツ報知 / 2024年12月28日 6時30分

1点差で4強入りを逃し肩を落とす藤枝明誠の選手たち

◆全国高校バスケットボール ウインターカップ▽男子準々決勝 東山(京都)83―82藤枝明誠(静岡) (27日・東京体育館)

 男子準々決勝で、藤枝明誠は82―83で今夏の全国総体王者の東山(京都)に敗れ、3年連続の4強入りを逃した。第1シード相手に第4クオーター(Q)残り6分過ぎまで13点差をつけながら残り4秒で逆転を許し、惜敗。夏の総体に続き、8強で力尽きた。

 つかみかけていた白星が、スルリとこぼれた。藤枝明誠が総体王者・東山に逆転負け。1点リードの残り4秒にファウルで相手にフリースローを与え、小野寺星夢(3年)に2本沈められた。勝利目前で4強入りを逃し、コートでは選手ががっくりとうなだれた。

 互角以上の戦いは見せた。第4Q、残り6分過ぎまで最大13点をリード。一人で40点をマークしたU18日本代表のポイントガード・瀬川琉久(3年)らアウトサイドからのシュートを中心に加点する東山に対し、明誠はバリエーションのある攻撃で対応した。

 206センチの留学生、ボヌ・ロードプリンス・チノンソ(3年)が24得点、23リバウンドでインサイドを支配。野津洸創(2年)のドライブからの得点にアシストや、1年生シューターの渡辺聖が3点シュート3発を決めるなど14得点の活躍でリードを広げた。試合を通じて明誠がペースを握った。

 金本鷹(よう)監督(34)は「紙一重の試合だった。2ケタ得点ついたところで、中だるみしてしまった」と、悔やんだ。司令塔の野田凌吾主将(3年)は「感謝の思いを結果で残したかった。最後は自分がゲームコントロールできなかった」と、ポツリ。大事な終盤にターンオーバーが増え、攻撃では残り5分でわずかに2点と「強気に行けなかった」と、唇をかんだ。

 それでも、夏の全国総体に続く8強入り。22年から総体とウインターカップでは全国6大会連続8強以上とバスケファンに実力は証明した。試合後に号泣する2年生の姿を見つめた指揮官は「この涙が本物かどうか。一つ、二つ壁を乗り越えられるように、来年につなげていきたい」と、前を見据えた。悲願の日本一へ、新たなチームをつくっていく。(塩沢 武士)

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