鈴木誠也のドジャース移籍は消滅か Ｔ・ヘルナンデスが残留 懸念だった右の大砲＆外野手埋まる

　ドジャースがＴ・ヘルナンデス外野手（３２）と３年６６００万ドル（約１０４億１０００万円）で再契約に合意したと２７日（日本時間２８日）、複数の米メディアが報じた。懸念だった右打ちの大砲兼外野手のピースが埋まり、カブス・鈴木誠也外野手（３０）のド軍移籍の可能性が薄まった。

　今月２１日（同２２日）に鈴木がドジャースの補強候補に挙がっていると、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のＫ・ローゼンタール記者が報道。同記事によると、当時ド軍は金額面などでＴ・ヘルナンデスとの再契約交渉が難航しており、話がまとまらなかった場合、「魅力的な右打者の代役を何人か探っている」とパドレスからＦＡの金河成（キム・ハソン）内野手、トレードで鈴木やＷソックスのＬ・ロベルト外野手らをリストアップしているとしていた。

　ドジャースとカブスは来年３月１８、１９日に東京で開幕シリーズを戦う。ド軍はワールドシリーズ連覇に向け、今季３３本塁打、９９打点のＴ・ヘルナンデスの残留は大きな“補強”だ。大谷翔平投手（３０）、山本由伸投手（２６）らとともに、鈴木と今永昇太投手（３１）らを擁するカ軍と激突することになりそうだ。