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【高校ラグビー】河合ブラザーズが大活躍…兄・元輝はトライ、弟・隆真はゴール量産

スポーツ報知 / 2024年12月28日 18時14分

ゴールに迫る光泉カトリック・河合元輝(左)と、弟の隆真(カメラ・渡辺 了文)

◆全国高校ラグビー第2日▽1回戦 光泉カトリック62―7朝明(28日・花園)

 光泉カトリック(滋賀)が兄弟の大活躍で朝明(三重)との隣県対決を制した。前半15分、兄のCTB河合元輝が先制トライ。「自分で流れをつくれて、もっといけるぞという気持ちになった」と均衡を破り、弟のFB河合隆真のゴール成功で一気にペースを握った。後半最初の得点も元輝がタックルでPKを奪い、隆真がPG。兄が3トライ15得点、弟はキック8本の17得点と、2人で総得点の半分以上となる32点を重ねた。

 河合隆は再三のチャンスメイクでも貢献。河合元は「当然。でも隆真は仕事量が多くてすごい」と誇った。自身は167センチ、84キロ。弟が177センチ、75キロ。体格もプレースタイルも違うからこそ、互いを客観視できるという。「アドバイスしたり、家でもラグビーのことばかり。グラウンドでは、いい意味でけんかをして意見を。ラグビーしていて、楽しいです」。大会前には弟と同じ丸刈りにし、兄弟で臨む最後の大会に気合十分だ。

 30日の2回戦の相手は強豪・東福岡。チームの目標である「シード校撃破」に向け、兄が「楽な相手ではないけど、僕らのアタック、光泉が一年間やってきたことを、自信を持ってぶつけたい。初のベスト8の壁を乗り越えます」と宣言すると、弟も「光泉の歴史をつくる。絶対に強気で勝ちにいきます」と誓った。

 薬師寺利弥監督は伏見工(現・京都工学院)OBで、1992年の優勝メンバー。27日の母校の9大会ぶりの花園勝利に続き「自チームのことで精いっぱい、そんな余裕はないです。でも勝ってうれしかった。いつも合同練習もよくしているので、ともに戦えてうれしいです」と笑顔で語った。

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