1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

担当カメラマンが見た、シルエットに写る吉川尚輝の“オーラ”

スポーツ報知 / 2024年12月28日 17時19分

赤く染まる夕日を背に、オアフ島・ノースショアの砂浜を歩く吉川尚輝(カメラ・宮崎 亮太)

 特別な選手は、言語化できないオーラをまとっている。それを感じ取れる選手は、シルエットの写真が様になると思っている。

 12月中旬に取材した巨人の優勝旅行(米ハワイ州)で、吉川尚輝内野手(29)の撮影機会に恵まれた。プロ8年目で、自身初の143試合全試合出場。勝負強い打撃と華麗な守備で見る者を魅了し、チームの4年ぶりリーグ優勝に大きく貢献した。

 そんな立役者が放つ“何か”を、写真に写したかった。選んだ場所はノースショア。オアフ島北部に位置するエリアで、高波を求めるサーファーが世界中から集まる。この日も、ごう音を立てる高波に何度も足を取られた。思い描いていた荒い背景は、評判通り健在だった。

 太陽が沈み始めた夕方5時半。自然体でビーチを歩いてもらった。波が押し寄せる、壮大な砂浜。炎のような“スポットライト”に照らされ、ゆっくりと影が揺れる。映画のワンシーンかのような歩き姿だ。

 そして28日、結婚も発表した。海への道中では、結婚観や野球人生について多くを語ってくれていた。飾らない言葉の数々に、強く引き込まれた。そんな決意や覚悟を写真に重ねると、吉川の輪郭が想像以上に力強く浮かび上がった。

 30歳で迎える来シーズン。人生の伴侶を得て、静かに闘争心を燃やす。もっともっと、やってやるぞ―。まるで、そんな風に聞こえてくるかのようだった。(写真部・宮崎 亮太)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください