1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

大の里 今年の漢字は「良」と「悪」…今年最後の稽古で12番 「ここで満足しちゃいけない」

スポーツ報知 / 2024年12月29日 15時7分

稽古に励んだ大の里(カメラ・山田 豊)

 来年の大相撲初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)へ向け大関・大の里(二所ノ関)が29日、茨城・阿見町の部屋で今年の最後の稽古を行った。兄弟子の十両・白熊、幕下・花の海と12番の相撲を取って9勝3敗。相手の当たりを受け止めて前に出た。押されてから土俵際で残して逆転する場面もあった。11月の九州場所は相手に研究され、得意の右差しと左おっつけを封じられた。受け身に回ると反撃できないこともあり、9勝。「(今日は)考えて相撲を取った。今は試行錯誤している」と課題をもって取り組んでいた。

 今年の漢字を聞かれると、しばし考えた。すると「『良』と『悪』ですかね。良いことも悪いこともあった」と2つあげた。5月の夏場所で初優勝。9月の秋場所では2度目の賜杯を抱き、場所後には大関昇進。だが、先場所は優勝争いに絡めなかった。「飛躍の『躍』とも思ったんですが、ここで満足してはいけない」と悔しさは忘れていない。

 今年1月の初場所では新入幕を果たしたばかり。「(9勝に終わった)名古屋場所があったからこそ、秋場所(での優勝と昇進)があった。九州場所の経験で、来年の初場所(の好結果)があると思えるようにしたい」。連続優勝を果たしている国技館で3度目の優勝へ狙う。

 稽古を終えると、部屋の大掃除に参加。部屋頭として周囲に目を配り指示を出した。年末年始は地元・石川には帰省せず、部屋の周りを散歩するなど体は動かしていく予定。番付発表からは約1週間が経ったが、初日まではあと約2週間。「師匠(二所ノ関親方)には『曜日感覚だけはを忘れるな』と言われている。気持ちを切らさず、いいサイクルを作りたい」。大の里の25年に向けた戦いはすでに始まっていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください