【高校サッカー】初出場・金沢学院大付、2回戦進出 0―0からPK戦 鹿児島城西に勝利 GK石山アレックス活躍
スポーツ報知 / 2024年12月29日 15時49分
◆第103回全国高校サッカー選手権 ▽1回戦 金沢学院大付(石川)0(PK4―3)0鹿児島城西(鹿児島)(29日・U等々力)
初出場の金沢学院大付が0―0からのPK戦の末、4―3で8大会ぶり8度目出場の鹿児島城西を下した。前半35分に、右からの折り返しを金沢学院大付FW丸山幹太(3年)が右足シュートで狙ったが、惜しくもゴールライン上で相手DFにブロックされた。後半は鹿児島城西のペースで進んだが、堅い守備で80分間を無失点でしのいだ。
PK戦では先攻の金沢学院大付の4番手・DF山下聖真(せな、3年)主将がGKに止められたが、その後、鹿児島城西の4番手・MF野村颯馬(2年)のシュートをGK石山アレックス(2年)がストップ。最後は鹿児島城西のエースFW大石脩斗(2年)が右上のバーに当て失敗し、PK戦は4―3で決着した。GK石山は川崎のU―15出身で「ホーム・等々力」でチームを勝利に導く活躍を見せた。
金沢学院大付の北一真監督(43)は「今年一年、ここ(選手権)で勝つことを目標にやってきて、彼らが本当に素晴らしい活躍を見せてくれた。今日の勝利でチームが乗っていければ。(次への課題は)点を決めきること」と振り返った。石川では今年1月1日に能登半島地震が発生し「自分たちが石川県代表でやれるんだというのを、サッカーをやっている子どもたちが見てくれている。サッカーを少しでも復興の力に変えていっていただけたら」と話した。
次戦は開幕戦(28日)を勝ち上がった帝京(東京B)と2回戦(31日・U等々力)で対戦。99年度大会で、星稜時代に帝京に選手権で敗れた指揮官は「しっかりリベンジしてほしい。自分たちのスタイルを貫いて進んでいければ」と誓った。
一方、敗れた鹿児島城西の新田祐輔監督(41)は「初出場(のよう)でした。ここに来てからバタバタして、全国大会で浮足立っていた。経験がなかった。こんな感じでも(同校OBの)大迫勇也(神戸FW)選手みたいな存在がいれば、勝っちゃうんでしょうけど、今くらいの質では厳しかった」と肩を落とした。
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