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【箱根駅伝】国学院大、前田監督「平林、山本は隠すことはしない」…両輪へ信頼も悲願達成へギリギリまで粘る”秘策”明かす

スポーツ報知 / 2024年12月30日 6時20分

各校エースがそろう2区にエントリーされた国学院大・平林

 第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は29日、出場21チームの1~10区登録と補欠登録6選手を発表した。

 箱根初制覇と史上6校目の3冠を目指す国学院大も万全な区間登録を行った。2区にエースで主将の平林清澄(4年)、3区に副将の山本歩夢(4年)を登録。前田康弘監督(46)は「平林、山本は隠すことはしません」とチームの両輪への信頼を示した。

 その一方で、悲願達成のため、ぎりぎりまで戦略をめぐらす。出雲4区、全日本5区で連続区間賞を獲得した野中恒亨(2年)をはじめ青木瑠郁(3年)、上原琉翔(3年)、辻原輝(2年)の主力4選手を補欠に温存。指揮官は「当日変更(2日間にかけて)で4人か5人を投入します」と明かした。

 分厚い選手層が最大の強み。「復路のどこかで先頭に立ちたい」と前田監督は戦略を明かす。6区にスピードランナーの嘉数純平(3年)、10区には前回1年ながら9区で7位と健闘した吉田蔵之介(2年)を登録。さらに補欠登録の主力選手のうち、複数が復路に残ることは心強い。

 27日の早大競技会1万メートルでは登録から外れた4年の青木洸生、本山凛太朗、吉田鐘が自己ベストの力走を見せた。平林は「力をもらいました」としみじみと話す。箱根路を制する準備は整っている。(竹内 達朗)

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