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どうなる? 「投手」大谷翔平の二刀流復帰2025年 番記者が占う成績…2度目の右肘手術からの完全復活は?

スポーツ報知 / 2025年1月2日 5時0分

キャッチボールをする大谷翔平

 ドジャース・大谷翔平投手(30)は、25年にドジャース移籍2年目となるメジャー8年目のシーズンを迎える。今季最も注目されるのは、2年ぶりの投手&二刀流復帰。MLB担当の安藤宏太記者が、今季の投手成績を占う。

 エンゼルス時代の23年9月に、18年10月以来5年ぶり2度目となる右肘手術を受けた。昨季は打者に専念してメジャー史上初の「50―50」(50本塁打、50盗塁)を達成しただけでなく、54本塁打と130打点で2冠に輝いた。打率3割1分と59盗塁もリーグ2位で最終戦まで3冠王を争った。世界一にも上り詰め、「いろんなことを経験できたシーズンだったなと思います」と振り返ったように、新天地で次々に新たな景色を見た1年だった。

 今季は投手に2年ぶりに復帰する。ワールドシリーズで左肩を脱臼し、昨年11月に患部を手術。投手復帰へのリハビリ計画も再考されたが、12月中にはキャッチボールを再開させたことを報告するなど、二刀流への歩みを進めている。大谷は「開幕というのが、選手としては1番早いところではあると思うので、そこに焦点を当てないと思っています」と、開幕から二刀流でフル回転することに意欲を示しているが、ロバーツ監督は10月のポストシーズンも見据えて開幕ローテ入りを見送る可能性を示唆している。

 2度目の右肘トミー・ジョン手術からの復帰は簡単なことではない。昨季ドジャースの同僚で2度目の手術から復帰したビューラーは16登板で1勝6敗、防御率4・02。21年に16勝を挙げた右腕は苦しんだ。2度の手術から復帰した代表例として挙げられることも多いイオバルディ(現レンジャーズ)は17年を全休し、21年以降は3度の2ケタ勝利を挙げているが、復帰した18年は22登板で6勝7敗、防御率3・81と本来の力を発揮できなかった。

 大谷も1度目の手術から復帰した20年は新型コロナウイルスの影響で日程が変則的になるなどしたこともあったが、わずか2登板、0勝1敗、防御率37・80。今季から22年に15勝、23年に10勝を挙げたような投球が見られるかといったら、難しいのではないか。

 今季は登板数、投球回、登板間隔も慎重に管理され、フル回転とはならない。レギュラーシーズンは20試合に登板できれば十分で、ポストシーズンで本領発揮するために、徐々に調子を上げていくのが現実的な考え方になる。

 開幕から復帰とはいかず、復帰後もイニング数を投げることは難しく、勝利数を期待するのは厳しい。7、8勝できれば投手復帰1年目とすれば十分。防御率も3点台をマークできれば、ポストシーズン、来季以降に弾みをつけることができるはずだ。見る側も焦らず、過大な期待をグッと抑え、「投げているだけでよし」と思いながら見守ることが、「自分の中では二刀流というのを今までやってきて、長く続けたいという思いはある」と話した大谷の掲げる今後への二刀流につながるはずだ。

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