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道文教大付が現校名で初勝利…FW吉田有沙が先制&決勝弾…サッカー 全日本高校女子選手権

スポーツ報知 / 2024年12月30日 6時30分

2ゴールを決めた道文教大付・吉田有沙(右=カメラ・島山 知房)

◇サッカー 全日本高校女子選手権 第1日 ▽1回戦 道文教大付2-1神埼(29日・兵庫いぶきの森球技場ほか)

 開幕し、1回戦が行われた。32度目出場の北海道代表・道文教大付は、初出場の神埼(佐賀)を2―1で下し、4大会ぶりの初戦突破。先制弾のFW吉田有沙(3年)が後半アディショナルタイム(AT)2分にも決勝ゴールを決め、21年に道文教大明清から変更された現校名で初勝利を挙げた。きょう30日の2回戦では、神戸弘陵(兵庫)と対戦する。

 最後は頼れるエースが勝負を決めた。PK戦突入かと思われた後半AT2分。右サイドからのクロスに身長171センチの吉田有が合わせた。「ヘディングは苦手なんですけど、いいボールを上げてくれた。ボールがきた瞬間に『これいけるな』と思いました」。高校の公式戦では初めて「頭」でゴールネットを揺らすと、ポーカーフェースの背番号16が小さく拳を握った。

 立ち上がりの前半5分に吉田有が先制弾。ペナルティーエリア内から利き足ではない左足を振り抜き幸先良く1点を奪ったが、その後は攻めあぐねた。「前半途中から相手が引いてきた。そういう相手には慣れていなくて、そこが難しい展開になった」とMF曽部妃加里主将(3年)。後半に入ると押し込まれる展開が続き、33分に同点ゴールを決められた。

 それでも、「攻撃面は僕も信じていた。点数は取れるという自信がチームにある」と清野訓靖監督(42)。吉田有の1トップからFW成田咲蘭(3年)との2トップに変更し、試合終了間際に決勝点をもぎ取った。現校名での初勝利に「伝統あるチームで、いろんな先輩たちがいる。そういった人たちにいいニュースを届けられるように勝ち切れて良かった」と指揮官は胸をなで下ろしていた。

 次戦の相手は神戸弘陵。全国の有望選手が集まるストライカーキャンプ(10月、福島)に招集された選手が2人いるなど互いに攻撃力が持ち味のチームで、「打ち合い覚悟でいきたい。うちも自信を持った選手がいる」と清野監督。吉田有も「攻撃は全国でも通用する。失点しても、倍で点数を返していきたい」。フルトーナメント制では過去6度初戦を突破しているが、いずれも1勝止まり。地元校と激突する“アウェー”決戦に勝利し、歴史を塗り替えてみせる。

(島山 知房)

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