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【高校サッカー】静岡学園が2発! 広島国際学院に雪辱発進…追加点のFW乾皓洋「借りを返すことができてよかった」

スポーツ報知 / 2024年12月30日 7時48分

後半25分、静学・乾(左)が追加点を奪う(カメラ・里見 祐司)

◆第103回全国高校サッカー選手権▽1回戦 静岡学園2―0広島国際学院(29日、浦和駒場スタジアム)

 1回戦が行われ、静岡学園が2―0で広島国際学院を下した。序盤から主導権を握って攻め込んだ静学は前半17分にMF篠塚怜音(2年)が先制ゴール。後半25分にはFW乾皓洋(3年)が勝負を決める貴重な追加点を奪い、昨年度の2回戦で敗れた相手にリベンジを果たした。31日の2回戦では高知と対戦する。

  静学にとってどうしても欲しかった追加点が、後半25分に生まれた。オフサイドぎりぎりのタイミングでMF鵜沢浬(3年)が飛び出して、左サイドを突破。「目が合った」と中央の乾にパスを放つと、エースが相手DFをかわしながらゴール右隅へ蹴り込んだ。

 先制点は前半17分。ドリブルでゴール前へ攻め込んだ篠塚がシュート。一度はGKにはじかれたが、「目の前にこぼれた」と押し込んだ。県選手権で1回戦から3試合連続で先制点を奪っている2年生のラッキーボーイが、全国の舞台でも躍動。夏の総体は無得点で終わっており、全国初ゴールに「素直にうれしい」と笑顔を輝かせた。

 だが、ここからが長かった。ゴール前まで攻め込むものの、シュートが決まらない。前半36分、MF天野太陽(3年)のスルーパスに乾が抜け出したが、GKに止められた。右サイドを攻め込んだ同39分のMF堀川隼(3年)の一発も枠を外れた。

 前半だけでシュート13本を放ったものの、1点どまり。終了間際の1発でPK戦にもつれるのは避けたかった。それだけに乾のゴールは値千金だった。「去年の敗戦はスタンドで見ていました。借りを返すことができてよかった」と背番号9は胸をなで下ろした。

 後半から出場したアシストの鵜沢も光った。右足首痛で県選手権はメンバーを外れ、「優勝してくれ」と願いながら応援していた。そして11月末にAチームに復帰。得意のドリブルを何度も仕掛けて攻撃を引っ張り、「全国に連れてきてくれた仲間に感謝しています」と話した。

 前回大会のリベンジを果たし、次は高知と戦う。ロングスローを武器にする攻撃力の高いチームだ。「しっかり守りたい」と鵜沢。強固な守備でリズムをつくって攻撃につなぎ、難敵を倒す。(里見 祐司)

 〇…J1川崎入りが内定しているDF野田裕人主将(3年)が、後半28分に途中出場。積極的に攻め上がって存在感を見せた。8月に左足第五中足骨を骨折して手術。今月8日のプレミアリーグでようやく実戦復帰しており、この日は12分間プレー。「痛みもない。いい感じです」と話した。1年前の広島国際学院戦はレギュラーを務めており、「勝ててよかった」と雪辱を喜びつつも、「もっと点を取らないと」と反省も忘れなかった。

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