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藤枝順心が近江兄弟社に17-0…3連覇へ向けFW弦間結月「チームのためにできることを続けたい」…サッカー 全日本高校女子選手権

スポーツ報知 / 2024年12月30日 8時47分

前半15分、チーム5点目を頭でねじ込む藤枝順心・弦間(右奥=カメラ・武藤 瑞基)

◆サッカー ◇全日本高校女子選手権 第1日 ▽1回戦 藤枝順心17-0近江兄弟社(29日、兵庫・三木総合防災公園陸上競技場ほか)

  開幕し、1回戦が行われた。史上初の3連覇を目指す藤枝順心(静岡②)は初出場の近江兄弟社(滋賀)に17―0と完勝発進した。前半4分に先制点を決めたFW弦間結月(3年)ら、3人がハットトリックを記録。被シュート0の“完全試合”で力の差を見せつけた。30日の2回戦では鳥取城北(鳥取)と対戦する。同日、初戦を迎える常葉大橘(静岡①)は専大北上(岩手)と戦う。

 V3へ、ど派手に船出した。藤枝順心は立ち上がりから一分の隙も見せず、34本のシュートで初出場の近江兄弟社を手玉に取った。17発は同校の過去最多(15年12得点)を大きく更新。湘南女子が99年にマークした1試合18得点に迫る勢いで序盤から“集中砲火”を浴びせた。流れをつくった弦間は「早いうちに取れて安心した」と笑みを浮かべた。

 3年生にして初めて立つ全国舞台を心から楽しんだ。前半4分、MF植本愛実主将(3年)の右CKに反応し頭で先制弾。「高いボールは得意。いいボールが入ったので合わせるだけだった」。同13分には左クロスを右足で仕留め、2分後には右クロスを再び頭でねじ込んで自身初ハットだ。

 1年春に右肩を脱臼した。2か月ほどで復帰も、また同じ箇所を脱臼。中村翔監督(36)の勧めで手術に踏み切り、2年生の約1年はリハビリに費やした。前回選手権はスタンド観戦。「こういう舞台に立ちたい」と心に刻み、肩周辺の筋力アップなど地道に復帰へのステップを踏んできた。

 今秋には「ヘディングが強く、収めどころになれる」(中村監督)とセンターバック(CB)からFWに転向し、一気にレギュラーを奪取。「相手CBが嫌がることは分かる。駆け引きで活用できる」の言葉通り、相手DF陣を切り裂いて見せた。

 30日の2回戦は鳥取城北と対戦する。「チームのためにできることを続けたい」と弦間。大勝の勢いを持続し、3連覇へ油断なく進んで行く。(武藤 瑞基)

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