1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

28年ロス五輪の星・宮崎友花 平成以降4人目の高校生V「金メダルが夢です」…バドミントン全日本総合女子シングルス

スポーツ報知 / 2024年12月30日 11時18分

笑顔でトロフィーとメダルを掲げる宮崎友花(カメラ・宮崎 亮太)

 ◆バドミントン 全日本総合選手権 最終日(30日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 女子シングルスの決勝が行われ、2022年の世界ジュニア選手権を制した宮崎友花(山口・柳井商工高3年)が、高校生で初の頂点に立った。高校生の優勝は平成以降では宮村愛子、奥原希望、山口茜に続く4人目の快挙。決勝で仁平菜月(ヨネックス)を21―18、21―14のストレートで退けた。

 精度の高いショットで勝利をたぐり寄せた。第1ゲーム(G)は10―11からクロスで決めると、2連続得点で逆転した。16―14と2点リードした場面では、相手の奥へのショットでビデオ判定を要求。数分間の判定の結果、ノーカウントになった。一進一退の攻防の中で集中を切らさず、ゲームカウントを握ると、上からクロスに角度をつけたスマッシュを出し、第1Gを先取した。第2Gは序盤に3連続失点も精度の高いショットで巻き返し、14―12ではネット前に入れるなど、粘る相手をねじふせた。

 28年ロサンゼルス五輪を目指す18歳の新星は、決勝でも「高校最後」「気合」と柳井商工の赤のユニホームを着用。この日の決勝に向けては「優勝するのが目標です。気持ちでは絶対に負けない。初めての決勝の舞台。思い切って気持ち出してできたらいい。赤でいい結果で締められたらいいと思います」と意気込みを語っていた。

 ▼宮崎友花「チャレンジしようという気持ちと、緊張とかいろんな気持ちがあって試合前は不安もあったが、思ったよりスピードも出ていいラリーができたので良かった。海外でもやっている相手で、お互いわかりきっている中で、諦めず、最後まで攻め切れたところが良かった。(奥原、山口は)憧れの選手。同じ結果を出せてうれしい。五輪で金メダルを取ることが夢です」

 ◆宮崎友花(みやざき・ともか)2006年8月17日、大阪市生まれ。18歳。母の影響で6歳で競技を始める。中学1年で山口・柳井市に引っ越し、柳井中3年時に全国優勝。柳井商工に進み、22年の世界ジュニア女子シングルスで優勝。今夏の全国高校総体同種目で連覇達成。ワールドツアーにも参戦し、今春にオルレアン・マスターズで優勝。世界ランクは日本勢2番手の12位(引退の大堀彩さんをのぞく)。好きな色は緑。164センチ。

 ◆主な高校生の全日本女子シングルス女王

▼1960年 橘美智子(富山・高岡女高3年)

▼89年 宮村愛子(熊本中央女高3年)

▼2011年 奥原希望(埼玉・大宮東高2年)

▼14年 山口茜 (福井・勝山高2年)

▼24年 宮崎友花 (山口・柳井商工高3年)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください