1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「ウルトラマン」シリーズの音楽を担当した作曲家・冬木透さんが誤嚥性肺炎で死去 89歳

スポーツ報知 / 2024年12月30日 17時38分

亡くなった冬木透さん(C)円谷プロ

 人気特撮ドラマの「ウルトラセブン」や「帰ってきたウルトラマン」など、円谷プロ作品で音楽監督を務めた作曲家の冬木透(ふゆき・とおる、本名・蒔田尚昊=まいた・しょうこう)さんが、26日午後10時51分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため89歳で死去していたことが30日、分かった。夫人が代表を務める事務所のHPで発表された。

 冬木さんは2016年ごろからパーキンソン病を患っており、今年5月に誤嚥性肺炎で入院。11月末に退院して自宅療養をしていたが、26日に再発して入院。そのまま息を引き取った。葬儀は30日に近親者のみで営まれ、円谷プロの関係者も参列したという。

 冬木さんは1935年3月13日、中国・長春で生まれた。広島の音楽大学卒業後、上京してラジオ東京で音響効果の仕事に従事。その後、ラジオ、テレビ、映画の音楽を数多く担当した。

 「ウルトラマンシリーズ」には「―セブン」(67年)で初めて携わり、その後も「帰ってきたウルトラマン」(71年)「ウルトラマンA(エース)」(72年)「ウルトラマンレオ」(74年)などの楽曲を担当。「ウルトラセブンの歌」や「夕陽に立つウルトラマン」「猛る若き獅子」などの楽曲はドラマを離れて名曲として語り継がれている。また、NHK連続テレビ小説「鳩子の海」の劇伴も担当した。

 後進の育成にも努め、桐朋学園大学音楽部の作曲理論科の教授を長く務めた。女優の岡本舞は実娘にあたる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください