【東京国際大戦力分析】「タスキの受け渡し、走っている時に緩まないような掛け方を教えます」中村監督代行が“最強留学生”に基本を指導
スポーツ報知 / 2024年12月31日 6時20分
スポーツ報知では第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)の全21チームを連載で紹介する。第21回は2年ぶり8回目出場の東京国際大。
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2年ぶりの箱根。ブランクは1年だが、影響は大きい。登録メンバー16人の中で箱根を走ったことがある選手は冨永だけ。山の特殊区間の5区、6区に経験者はいない。目標のシード権獲得のためには2区のエティーリ、3区の佐藤で波に乗ることが必須条件となる。
エティーリは5000メートル(13分0秒17)、1万メートル(27分6秒88)、ハーフマラソン(59分32秒)の3種目で日本学生記録を持つ。「先輩のヴィンセントの2区区間記録(1時間5分49秒)を意識して練習しています」と中村監督代行は期待を込めて話す。懸念は駅伝が未経験ということだ。「タスキの受け渡し、走っている時に緩まないような掛け方を教えます」と同監督代行。最強留学生の呼び声もあるエティーリが駅伝の基本を学び、快走を期す。
◆東京国際大 1965年、国際商科大として創立。86年から現校名。2008年に野球部の監督に元広島監督の古葉竹識氏を招くなど、複数の運動部を強化。駅伝部は11年に中大OBの横溝三郎総監督、大志田秀次監督体制で創部。箱根駅伝は16年に初出場して17位。最高成績は初のシード権を獲得した20年と22年の5位。21年出雲駅伝では学生3大駅伝初優勝。全日本大学駅伝は19年の4位が最高。練習拠点は埼玉・坂戸市。タスキの色は紺青。長距離部員は68人、学生スタッフ10人。主なOBは東京五輪1万メートル代表の伊藤達彦(ホンダ)。
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