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【高校ラグビー】常翔学園、13トライ81点で1094日ぶりの花園白星 白木監督「長かった」

スポーツ報知 / 2024年12月31日 6時0分

先制トライに続き、前半25分にもトライを決める常翔学園NO8井本章介(カメラ・馬場 秀則)

◆全国高校ラグビー第3日 ▽2回戦 常翔学園81―14高知中央(30日・花園)

 2回戦16試合が行われ、優勝5回の常翔学園(大阪第3)は昨年11月に就任したOBの白木繁之新監督(36)の下、13トライで快勝。3大会ぶりの花園勝利を挙げた。

 名門・常翔学園の3大会ぶりの勝利は、13トライ81点の猛攻だった。22年1月1日の3回戦・石見智翠館戦以来、1094日ぶりの凱歌(がいか)。白木監督は「長かった。本当に選手たちはよく頑張った」と、歴代3位となる大会通算101勝目の喜びをかみ締めた。

 22年夏の部員不祥事を受けて監督が辞任し、女性教諭が監督を務めた昨年は9大会ぶりに出場を逃した。「超タテ攻撃をもう一回、磨かなアカン」。立て直しを託された新指揮官の方針の下、新チームでは、ひたすら走りながらパス練習を繰り返すランパスをウォーミングアップに取り入れた。前身の大工大高時代に原点回帰し、攻撃力が向上。前半6分にディフェンスを押し倒して先制トライを決め、同25分にも追加トライを決めた高校日本代表候補のNO8井本章介主将は「ランパスは伝統。基礎を固めた」と鍛錬の成果に頬を緩めた。

 3回戦は、歴代2位となる66度目出場の天理(奈良)と対戦。白木監督は「シャローディフェンス(素早い守備)で来ようが、ぶち当たるだけ。出られなくても(前に)出る」と、相手の伝統芸への真っ向勝負を覚悟した。鍛え上げた力技で突破する。(南部 俊太)

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