大谷翔平は「日本の象徴」侍・井端弘和監督がWBC連覇へ「どんどん引っ張っていって」
スポーツ報知 / 2025年1月1日 5時0分
侍ジャパンの井端弘和監督(49)が、新春インタビューに応じた。前編では、連覇を狙う2026年WBC出場に意欲を示したドジャース・大谷翔平投手(30)に言及。「日本の象徴。どんどん引っ張っていって」と、リーダーとして大きな期待を寄せた。(取材・構成 岸 慎也)
昨年11月のプレミア12は初戦から8連勝を飾りながら決勝で台湾に敗戦。監督として初黒星を喫し、国際大会の連勝は27で止まった。
「大いに反省しないといけない。最後勝ちきらないと、そこまで全勝で行っても何の意味もない」
一方で井上(巨人)、藤平、辰己(ともに楽天)など新戦力の台頭は収穫だった。
「持てる力を十分発揮してくれた。打線も(完封負けの)決勝以外はある程度、活発に得点できた」
来年3月に迫るWBCをにらみ、プレミア12の決勝で台湾の迫力、勝利への執念に屈した反省を生かす。
「もうちょっとうまく気持ちを高ぶらせていけば、また違った結果だったかなと。台湾の方ができていた。次のWBCに必ず生かさないといけない」
大谷や今永ら、メジャー勢からはWBC出場へ意欲を示す言葉が相次いだ。
「非常にありがたい。オフも何人かお会いして、みんな意思表示はしてくれている。本当に、メジャーリーガーの力は大事になってくる。(米国視察に)行く予定ではいるけど、シーズン中には。集中してほしいのでキャンプ中かオフにまた会えたら。けがだけには十分注意してやってくれればいい」
前回大会のMVPで投打のキーマンとなる大谷も「呼んでいただけるなら何度でも出たい」と発言。存在感を含め影響力は計り知れない。
「メジャーでMVPを取るような選手。そこを目指している選手が日本にもたくさんいます。その象徴であるのは間違いない。前回同様、来ていただけるならチームをどんどん引っ張っていってくれれば」
2025年の漢字一字は「新」と記した。3月のオランダ戦から再出発する。
「また新たに世界一に向けて戦う。挑戦したいという気持ちで選びました。新戦力も出てきてくれればありがたい。新しい力がまた日本のためになる。(3月は)プレミアで呼びたかった選手もいるので見てみたい」
◆井端 弘和(いばた・ひろかず)1975年5月12日、川崎市生まれ。49歳。堀越から亜大を経て1997年ドラフト5位で中日入団。ベストナイン5度、ゴールデン・グラブ賞7度。2013年WBC日本代表。同年オフに巨人へ移籍し、15年限りで引退。巨人のコーチなどを経て、23年10月から侍ジャパン監督。通算1896試合で打率2割8分1厘、56本塁打、510打点。右投右打。
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