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OZAWA、清宮海斗を破り「デビュー最短記録」で「GHCヘビー級王座」初奪取「次は拳王だ…クソザコだからベルトはかけない」…1・1日本武道館全成績

スポーツ報知 / 2025年1月1日 19時42分

清宮海斗(左)にドロップキックを決めるOZAWA(カメラ・今成 良輔)

◆プロレスリング・ノア「NOAH “THE NEW YEAR” 2025」(1日、日本武道館)観衆5088

 プロレスリング・ノアは1日、日本武道館で「NOAH “THE NEW YEAR” 2025」を開催した。

 メインイベントのGHCヘビー級選手権は、挑戦者・OZAWAが王者・清宮海斗を破り初奪取に成功した。清宮は8度目の防衛に失敗した。

 

 互いが得意技をぶつけ合う熱戦は、清宮海斗がタイガースープレックス、変型タイガードライバーで追い込んだがシャイニングランサーをOZAWAが切り返し、その場飛びシューティングスタープレス、高角度のパワーボムで試合を支配した。OZAWAコールがわき起こり王者にブーイングが突き刺さる武道館。雪崩式パワーボムでカウント2・9へ追い詰めた挑戦者は、Real Rebel(フェニックススプラッシュ)はかわされた。王者がドロップキックで逆襲。シャイニングウィザード、ブーメランシャイニングで一気に攻勢に出たが挑戦者は返した。

 清宮のシャイニングランサーをレフェリーを盾に防ぐと、レフェリー不在のリングにこの日、GHCタッグを奪取したWWEのオモスがリングサイドに出現。レフェリーがリングに戻ると、OZAWAが一気に攻勢に出た。雄叫びをあげるとReal Rebelをたたき込み清宮を沈め、GHC王座を奪取した。

 OZAWAコールが奏でられる中、マイクを持ったOZAWAは「こんなヤツがずっといるから今の惨状があるんじゃないのか」と断じ「ザコは帰れ」と倒れる清宮へストンピングを浴びせ「次は拳王」と指名した。

バックステージでOZAWAは「オレが新しくGHCヘビー級チャンピオンになったOZAWAだ」と高笑いし「清宮に勝ってうれしいな!」と喜びのダンスを披露した。

 さらに「オレがこのノアで一番強くて一番強いんだ。これからオレのことをOZAWAさんと呼べ」と全レスラーへ指示。そしてリング上で次の挑戦者に指名した拳王に「あいつは本当に出しゃばりだ。自分はノアの顔だと錯覚しているかもしれないが全然顔じゃないぞ。お前は今日、KENTAに負けた。お前はめちゃくちゃ弱い存在だということを心にしっかりと刻め!夜、眠るときも『僕はOZAWAさんよりも弱い』、朝起きるときも『僕はOZAWAさんよりも弱い』と心に刻んでから起きるんだ」と命じた。そして「次は拳王と遊んでやるけど、お前はクソザコだから、ベルトはかけない。お前とタイトルマッチする価値なし」と勝手に決めると、高笑いを浮かべ元日の北の丸公園に消えた。

 OZAWAは、1996年10月23日、静岡市生まれの28歳。2021年7月にノアへ入門。22年9月15日、後楽園ホールでデビューした。24年1月から英国などへ海外武者修行。昨年10月14日の後楽園ホール大会でがい旋帰国し清宮率いる「ALL REBELLION」に加入した。しかし、練習中に左足立方骨を骨折し1試合も行うことなく欠場に追い込まれた。

 そして、11月17日の名古屋大会で突如、清宮を襲撃し「T2000X」へ電撃加入。バックステージで「お前のことがず~~っと嫌いだったんだよ」と清宮を罵倒。さらに「俺は見てきたぞ!お前のせいで何人、何十人と練習生、ノアの選手たちがやめていったのか」と暴露。続けて道場で「俺もお前の被害者。無理やり投げられてあばらヒビいったこともあった」など理不尽なしごきにあったことを言及した。

 さらに「どうせお前、家に帰ったら同せいしている彼女になぐさめてもらうんだろ?」と清宮の私生活まで暴露した。その後、「X」で清宮の喫煙、キャバクラ通いなど知られざる私生活を暴露しまくった。そして12・1新宿FACE大会で清宮の試合に乱入しフェニックス・スプラッシュ(後にReal Rebelに改名)でKOし、倒れた清宮の右腕をもぎ取り調印書に「きよみや」とサインを書き強引に挑戦を決めた。

 壮絶な激闘で憎き清宮を破り最高峰を極めたOZAWA。デビューから2年4か月でのGHCヘビー級王座初奪取は、2018年12月に清宮が記録した3年を塗り替えるデビュー最短戴冠記録。2025年の方舟マットを暴露男が席巻する。

 

 ◆1・1日本武道館大会全成績

 ▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合

○挑戦者・OZAWA(29分34秒、Real Rebel↓片エビ固め)王者・清宮海斗●

 ▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ NEW YEAR FIRST DREAM

○中邑真輔(14分57秒、キンシャサ↓体固め)佐々木憂流迦●

 ▼GHCタッグ選手権試合

挑戦者組・ジャック・モリス、○オモス(10分48秒、ダブルチョークスラム↓体固め)王者組・丸藤正道●、杉浦貴

 ▼GHCナショナル選手権試合

○王者・征矢学(12分51秒、情熱DDT↓片エビ固め)挑戦者・マサ北宮●

 ▼GHCジュニアヘビー級選手権試合 60分3本勝負

○挑戦者・Eita(2―1)王者・ダガ●

 ▼第5試合・スペシャルシングルマッチ

○“想い人”KENTA(15分24秒、go 2 sleep↓エビ固め)拳王●

 ▼第4試合・シングルマッチ Brother vs Brother

○ガレノ・デル・マル(9分52秒、ガレノスペシャル↓エビ固め)イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.●

 ▼第3試合・シングルマッチ1分1本勝負

△藤田和之(1分、時間切れ引き分け)小田嶋大樹△

 ▼第2試合・8人タッグマッチ NEW YEAR LIMIT BREAK

○潮崎豪、モハメド ヨネ、小峠篤司、大原はじめ(8分25秒、豪腕ラリアット↓体固め)藤田和之、石川修司、遠藤哲哉、ブラックめんそーれ●

 ▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合/3WAYマッチ

王者組・○HAYATA、YO―HEY(8分20秒、403インパクト↓体固め)挑戦者組・アレハンドロ●、カイ・フジムラ

 ※もう1組の挑戦者はAMAKUSA、宮脇純太

 ▼ダークマッチ・NOAH THE RUMBLE

○タダスケ(23分54、オーバーザトップロープ)クリアリー●

出場選手↓大和田侑、晴斗希、谷口周平、タダスケ、菊池悠斗、LJクリアリー、井上雅央、サクソン・ハックスリー、ゾザヤ、望月成晃、タイタス・アレクサンダー、ダンプ松本

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