【箱根駅伝】前回13位の中大が首位で独走中 1区吉居駿恭の区間賞から、2区溜池一太も快走
スポーツ報知 / 2025年1月2日 9時55分
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)
前回13位の中大は2区のエース・溜池一太(3年)でも首位で独走が続いている。1区の吉居駿恭(3年)が大逃げして区間賞を獲得し、2位と1分32秒差でリレーすると、溜池も確実なペースを刻み続けている。後続が追い上げる中、難所の権太坂を超え、残り5キロを切っても順調な走りでトップを維持している。
溜池は1年時に1区4位と好走したが、大会前にチームで感染症が流行した2年時は、自身も体調が万全でなく同区19位。チームも13位でシード権を逃した。リベンジに燃える今季、溜池は「チームのエースは自分。しっかりエースの走りがしたい」と闘志をみなぎらせている。
昨年2月中旬からの1か月間は、練習の一環として米国で現地の選手らとトレーニング。今まで溜池が速いと身構えていた練習ペースを淡々とこなすトップ選手たちを目撃し、ともに練習した5000メートル米国記録保持者のグラント・フィッシャーが自身2番目となる12分51秒84の快記録をたたき出すところも目にした。「海外の選手たちと戦いたい。もっと強くなるしかない」と前回箱根後から、心身共に成長した。
中大の柱として「他大のエースと競り合ってチームに貢献したい。区間賞がとりたいですし、区間新記録も狙いたい」と力強く話す溜池が、まだまだ首位を譲らない。
◆溜池 一太(ためいけ・いった)2003年9月23日、滋賀・野洲市生まれ。21歳。滋賀・野洲北中から京都・洛南高に進み、全国高校駅伝は2年時に7区4位。中大の文学部に進み、箱根駅伝は2年連続1区出走。自己ベストは5000メートルが13分28秒29、1万メートルが27分52秒38、ハーフマラソンが1時間3分18秒。178センチ、60キロ。
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