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2年連続で紅白の司会を務めた有吉弘行 原点は「今やれる仕事を一生懸命」

スポーツ報知 / 2025年1月2日 16時0分

有吉弘行(中)

 大みそかの第75回NHK紅白歌合戦の司会を、2年連続で務めた、タレントの有吉弘行。紅白では、おちゃめな一面が垣間見えたシーンもあった。

 司会が決まって以降、「紅白で踊ってみたい」と口にしていた有吉は、橋本環奈、伊藤沙莉とともに「だんご3兄弟」「おかあさんといっしょ」の人気曲「からだ☆ダンダン」などの楽曲を全力でパフォーマンス。「だんご3兄弟」では、センターで「だんごっ!」と右手を突き上げて、楽しそうに同曲を歌い上げていた。

 パパとして、子どもに雄姿を見せられたことも大きかっただろう。昨年3月に妻で元日本テレビアナウンサーの夏目三久さんとの間に第1子の誕生を公表。紅白前日の司会の囲み取材では「いつもは子供に自慢できる仕事がないので、(紅白司会は)初めて子供に見せたい仕事。相当気合いが入っています」とユーモアたっぷりに話していた。

 「子どもが生まれてから『おかあさんといっしょ』を毎日見ています」とうれしそうに明かしていた有吉。紅白本番、そんな後輩の奮闘を見届けていたお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良は「子どもが生まれて(有吉は)変わりました!渾身のダンスでした」と大きな声でたたえた。

 有吉は、民放、ラジオ番組などで14本のレギュラー番組を持ち、自身のX(旧ツイッター)のフォロワー数は約767万人を誇る。今では考えられないが、仕事が激減し、不遇の時代もあった。

 昨年のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」では、仕事がなかった時代を振り返りながら「今やってる仕事は、今しかできないから大事にしないといけなくて。(世間に)『体を張ってない!』とか言われたりするけどそれは、今やれる仕事を一生懸命やっているだけの話だから」としみじみと語っていたこともあった。

 人気タレントとなっても「感謝」と「原点」を忘れずに突き進む、2025年の有吉の活躍に引き続き注目していきたい。

(記者コラム・坂口愛澄)

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