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大河ドラマ「べらぼう」横浜流星演じる明るい蔦重のビジュアル&笑顔に「好きになりすぎるんじゃないか」 脚本・森下佳子氏語る

スポーツ報知 / 2025年1月3日 5時0分

NHK大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」のワンシーン。江戸のリアルな雰囲気が再現されている

 俳優の横浜流星(28)が、江戸のメディア王「蔦重」こと蔦屋重三郎役で主演するNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)」(日曜・後8時)が5日にスタートする(初回は15分拡大)。スポーツ報知では、全3回の連載でドラマの見どころを紹介する。初回は、脚本を手がけた森下佳子氏(53)が蔦重というキャラクターに込めた思いを語った。(宮路 美穂)

 第1回を一足先に視聴した森下氏は、自身が書いた脚本であるにもかかわらず圧倒的なクオリティーに驚いたという。「台本は設計図と呼ばれますが、今回はもはや『種』だった。私が書いたのは種で、出来上がったものを見ると森だった」と立体的になった江戸の世界観に賛辞を贈る。

 18世紀半ばの江戸で、企画力やプロデュース力に優れ、江戸文化の最先端をクリエイトした蔦重。「蔦重が作ったものがいっぱい残ってるんですけど、どれも明るくて、しゃれていて、笑いのセンスもある。私もそんなふうになりたかったっていう憧れがありますね」

 もともと好きだった蔦重というキャラクター。そこに輪をかけて「横浜さんが乗っかったのが、ちょっともうヤバくて…」とキャストとの相乗効果に魅了された。

 「横浜さんってポジティブに引っ張っていく役より、どちらかというと内に感情を秘めたイメージがあった」というが、今回は明るい蔦重そのもの。「出てきたものをポーンと見て『あ、蔦重ってこういう感じだったんだ』と…。そこにあの横浜さんのビジュアルと笑顔。『ちょっと私、もう好きになりすぎるんじゃないか』って。危険な状態です」と笑わせた。

 語り(ナレーション)は、大火事を逃れ、吉原に戻ってきた九郎助稲荷(くろすけいなり)。「吉原から(舞台が)始まって、この人たちを見守る存在。あそこにお稲荷さんがいると聞いた瞬間、お稲荷さんが語るしかないと思った」。かつて森下氏が手がけたTBS系「義母と娘のブルース」で主演した綾瀬はるか(39)を起用したが「ノリノリでやってくれました。綾瀬さんの声って耳にスッと入る。説明も多いので、親しみがある声の人がいい」。綾瀬のチャーミングな語りにも注目だ。

 前作の「光る君へ」に続き、2年連続で合戦のない大河。「この時代の人が何と戦ったかっていうと、今、私たちが戦っているものとあまり変わりがないんじゃないかなって思っています。異常気象や政権交代、米騒動。私たちが昨夏に経験したことですよね」。だからこそ、共感を持って受け止められると信じている。

 ◆森下 佳子(もりした・よしこ)1971年1月24日、大阪・高槻市生まれ。53歳。2000年、日本テレビ系「平成夫婦茶碗」で脚本家デビュー。代表作にTBS系「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年)、「JIN―仁―」(09、11年)、NHK連ドラ「大奥」(23年)など。13年後期のNHK朝ドラ「ごちそうさん」では向田邦子賞を受賞。大河ドラマは17年の「おんな城主 直虎」に続き2作目。

 〇…チーフ演出を手がけるNHKの大原拓氏は、横浜の印象について「撮影に入るまでは『カッコいい』という印象を抱いていましたが、今抱いているのは『かわいい』。横浜さんの笑顔を撮っていると元気になる。『笑顔力』がすごいんです」と絶賛する。また物語の前半は遊郭の吉原がメインに描かれるが「名もなき人々にそれぞれの暮らしがあって、生きている。エンタメとして普通に見ていただけたら」と語った。

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