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【箱根駅伝】国学院大は往路6位で3冠へ黄信号 エース・平林も不発 前田監督「やっぱ箱根って深いっすね」

スポーツ報知 / 2025年1月3日 5時25分

2区を走り終えて倒れ込んだ国学院大・平林(カメラ・堺 恒志)

◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走往路(2日、東京・千代田区大手町読売新聞社前スタート~神奈川・箱根町芦ノ湖ゴール=5区間107・5キロ)

 3冠をかけて臨んだ国学院大が往路6位と出遅れた。今季最大の目標である「箱根駅伝総合優勝」に黄信号がともった。

 「やっぱ箱根って深いっすね」。前田康弘監督(46)から思わず本音が漏れた。昨年の出雲駅伝ではアンカーの平林清澄主将(4年)が青学大に競り勝ち5年ぶり2度目の優勝。第2戦の全日本大学駅伝でも初優勝し、史上6校目の3冠に王手をかけて迎えた一戦だったが、あとひと伸びが足りなかった。

 アクシデントにも見舞われた。前回6区10位で今回も山下りを任せる予定だった後村が、2週間前に肉離れを起こして離脱。区間構成の変更を余儀なくされ、急きょ1区を任された野中は区間6位。2区のエース・平林で挽回を試みたが、区間新が3人出るハイレベルな展開で区間8位と不発に終わり、「悔しい限り。(箱根駅伝は大学生活で)最後だったので大事にしたかったし、次につなげたかった。チームに申し訳ない」と唇をかんだ。

 首位・青学大とは5分25秒差。前田監督は「まずは復路優勝を目指します。その上で総合優勝も諦めません」と勝負の復路へ燃えている。(大中 彩未)

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